市長の日記

市長の日記

2025年05月29日(木)

片浦かるた、安陽市訪問団 ほか

 27日、小田原市議会5月臨時会が開催され、議長・副議長・監査の三役が改選されました。議長には井上昌彦議員、副議長には鈴木和宏議員、監査には神戸秀典議員が就任。併せて、各委員会の正副委員長も新たな顔ぶれとなりました。取り組むべき課題が山積し、第7次総合計画の具体的な推進局面に入る中、十分な情報共有の上で是々非々の議論がしっかりと行われることが重要。大川裕前議長に続き、井上議長も小田原高校時代の同級生ですが、そうした関係性に甘えること無く、市議会と市執行部の適切なコミュニケーションに意を用いていきます。
 27日夜は、「市民と市長との地域活動懇談会」が片浦地区で開かれました。市内26地区の中では最も人口が少なく、高齢化と少子化、地域交通、農家の減少など、様々な地域課題が存在する一方、豊かな自然環境に囲まれ、顔の見えるコミュニティの結束は強く、漁港、江之浦測候所、ヒルトン小田原など観光資源も豊富で、移住希望者もかなり多いなど、魅力と可能性に充ちた地域でもあります。私も、30代の頃に江之浦で定置網をお手伝いしたり、市長退任中は石橋でのワイン葡萄栽培、根府川での無農薬レモン栽培などで連日通い詰めた地域でもあり、思い入れは深いものがあります。意見交換では、交通手段の確保、少子化対策、自治会存続への課題、財産区の活用など、様々な声を聴かせていただきました。
 その中で、「片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト」に取り組んできた佐久間孝子さんより、「片浦かるた」のご紹介がありました。「地域に生まれ育った大先輩たちに数年にわたって伺ったインタビューを基に、この地の行事・遊び・生業・暮らし・・・これらの宝物のようなお話や歴史をギュッと詰め込んだ作品」とのこと。市役所用に1セット頂いたので、開けてみると、地域の子どもから大人までの有志の皆さんが描いた絵札。一枚一枚の読み札に込められている歴史や思いが丹念に解説された説明用の小冊子も入っており、すべて読ませていただきました。地域への愛が込められた、たいへんな労作であり、作成に関わった皆さん方に心から敬意を表したいと思います。ぜひ多くの皆さんに見ていただきたいかるたです。根府川郵便局や農家レストラン「お山のたいしょう」などで販売中。
​​​​​​​ 28日午後、中国安陽国際漢字大会に参加するべく4月19日~23日の日程で中国を訪問していた皆さんが、安陽市での交流の様子などの報告に来られました。団長は小田原で活躍されている書家の堤千恵子さん、参加者は市内在住の中学生や大学生、書道指導者や西湘日中友好協会の皆さん。安陽からのご招待を受けての訪問で、上記漢字大会への参加の他、市内小学校などでの交流が行われ、たいへん有意義であったとのこと。今後も双方の交流が続けられるそうで、8月には安陽市の市長が小田原来訪を希望されています。先日来られた旭丘高校の皆さんによる取り組みも含め、こうした民間での交流をベースに、両市の間で良き友好関係が更に育っていくことを期待します。

2025/05/29 11:36 | 未分類

 

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