市長の日記

市長の日記

2025年06月02日(月)

かまぼこ、旧給食センター、市美展 ほか

 6月に入りました。6日から始まる市議会6月定例会を軸に、全国市長会議通常総会、地域活動懇談会などが予定されていますが、対外的な行事は春先に比べ落ち着いてきます。むしろ、次年度以降に動きが本格化する第7次総合計画第1期実行計画の策定や諸課題の解決に向けての、庁内での各種議論や調整が本格化していきます。入梅を控え、出水期ならではの対応も怠りなく準備する必要があります。

 30日、午前中に定例記者会見を開いた後、午後から面談や外部行事などが続きました。
 「鈴廣かまぼこ」常務取締役の鈴木智博さんらがご来室。小田原が誇る地場産業である「かまぼこ」の価値を最大限に活かした、様々な取り組みのご提案を頂きました。「かまぼこは魚肉タンパクのかたまり、いわば究極のヘルシーフード」であり、鈴廣として魚肉タンパクの研究に長年取り組んで来られた成果を活かして、高齢者の未病対策、子どもたちが日常的に食することによる体づくりなどに、一緒に取り組んでいきたいとのこと。「いのちを大切に」「健やかな食のまち」を標榜する小田原として、まさにピッタリ合致するご提案でした。
 小田原はかまぼこの産地でありながら、市民にとってかまぼこは「ハレ」の食材であり、お正月やお祝い事の時にしか食べない、という方が多いと思います。良質な魚肉タンパクの日常的摂取にもなることから、小田原市民にとってのソウルフードにしていきたいとのこと。市民の健康に大きく寄与し、もちろん地域経済の屋台骨たるかまぼこ業界の更なる発展にもつながります。市としても、今回の提案を受け、足並みをそろえて取り組んで行きたいと考えています。
 豊川小学校の隣にある、旧学校給食センターの現況を視察。4月から新しい給食センターが稼働となり、長年の役目を終えた旧センターは、建築物としてはかなり大きなもので、この後どのように活かすことができるかが課題となっています。老朽化が進んでいることもあり解体して土地を売却するという案も考えられますが、大きな空間を活かして、市内各所に分散保管している文化財や郷土資料などの保管など、活用策も多角的に検討していく考えです。中学校の給食で使ってきた大量の食器や調理器具などの活用なども要検討です。
 三の丸ホールで開催されていた小田原市美術展覧会(通称「市展」)の前期展覧会を訪問。洋画・日本画・彫塑に出品された各作品を、一点ずつ鑑賞。今年も力作揃いで、見応えがありました。後期展覧会(工芸、写真、書道)は6月下旬に開催され、最終日の29日が表彰式となります。
 夕刻は2件の総会・懇親会に参加。まず、一般社団法人箱根物産連合会の通常総会・懇親会。来年11月に神奈川県で開催される工芸EXPOに向け、小田原箱根地域の木工品などの生産者の皆さんも意気が高まっています。市としてもEXPOを機とした業界の更なる発展に力を注いでいきます。
​​​​​​​ 続けて、小田原地区木材業協同組合および小田原林青会の総会・懇親会。前の任期中から一貫して進めてきた小田原の木材活用、さらには森づくりや木材産業の支援などについて、久しぶりに皆さんと膝を交え懇談。地場産材を用いた住宅づくりなど、今後に向けての活発な意見交換ができました。

2025/06/02 10:29 | 未分類

 

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