市長の日記

市長の日記

2025年06月05日(木)

全国市長会 ほか

 3日、地方創生SDGs推進本部会議を開催。先日お越し頂いた、東洋大学客員教授で内閣府地方創生推進事務局アドバイザーの関幸子さんをお迎えし、「地方創生2.0の姿」と題したレクチャーを行って頂きました。石破政権で進められる地方創生2.0では、人口減少を現実のものとして受け止めた上で、その中でも社会が機能していくような適応策を目指すとされ、本市が昨年度策定した第7次総合計画の基本構想と近い着想となっています。この日のレクチャーでは、都市から地方へと人の流れを作るため、「関係人口」の増加、そのための「二地域居住」を加速する施策などについて、概要の確認ができました。市として、行財政改革を進めつつ、積極的にこうした国施策を活用していく考えです。
 午後から、東京へ。全国市長会の通常総会開催に合わせ行われた諸会議などに参加しました。
 市長フォーラムとして開催された講演では、気象予報士の森田さんによる「持続可能な社会のために~温暖化は止められるのか」のお話。テレビで拝見しているとおりのわかりやすい語り口でしたが、専門の観点からもう少し踏み込んだ知見をお聞きしたかったです。
 大田原市・田原市・小田原市という「田原」繋がりで都市間交流をしてはどうかとの、愛知県田原市の山下市長の呼びかけで、3首長が初めて顔を揃える機会がありました。私も以前から、この「田原つながり」のことは気になっていたところでした。渥美半島に位置しトヨタ関連企業のお膝元で、一大農産地帯でもある田原市とは、嚶鳴フォーラムでのご縁があります。那須高原の裾野に位置し、水が豊かで水稲農業が盛んな大田原市とは、国際医療福祉大学のキャンパスがある点で共通です。今後、少しずつお付き合いと相互理解を深めつつ、異なる背景・資源・特徴をもつ自治体が相互に活かし合うような連携について、交流を深めていくこととしました。
 4日、朝一番で「小規模多機能自治推進ネットワーク会議」の総会に。地域コミュニティ単位での地域自治などに取り組む全国の市町村や団体などが加盟し、設立から10年が経過。小田原市は当初より役員市を仰せつかっていましたが、ここ数年はコロナ禍でもあり活動がやや停滞。今年、6年ぶりに総会が開かれ、小田原市も久しぶりに関東ブロック幹事となりました。持続可能な地域社会の基盤となるのが、自治を担う地域コミュニティであり、小田原市でも昨年来補強を進めているテーマ。幹事としてしっかりと取り組んでいく旨、総会の席で発言させて頂きました。
​​​​​​​ 続いて、ホテルニューオータニにて全国市長会の通常総会。全国790を超える市区長のうち、半数以上が参加しての総会は、いつもながら壮観。決議文の採択に関する質疑では、例年になく発言が多くあり、懸案の給食費無償化への取り組みや、公立病院への支援などが議論されました。会場では、ここ最近交流を深めている品川区・森澤区長や飯田市・佐藤市長をはじめ、多くの市長さんたちと言葉を交わしました。

2025/06/05 10:20 | 未分類

 

ページトップ