市長の日記

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2025年07月28日(月)

モルディブ訪問記④

7月26日
 独立60周年記念行事の一環で朝6時から行われた国旗掲揚式典に招かれ、参列。近隣各国からの来賓、モルディブ政府高官、国会議員らが勢ぞろいする中、厳粛に進行。掲揚後、モハメド・ムイズ大統領にご挨拶するタイミングがあり、小田原から訪問の旨お伝えした。
国旗掲揚式典にて、モハメド・ムイズ大統領とご挨拶国旗掲揚式典にて、モハメド・ムイズ大統領とご挨拶
式典でご一緒した生稲外務大臣政務官、石神在モルディブ日本大使式典でご一緒した生稲外務大臣政務官、石神在モルディブ日本大使
 前日、モルディブ外務省より連絡が入り、小田原からの訪問団とぜひ懇談したいとのこと。在モルディブ日本国大使館の職員に帯同いただき、9時30分よりアミン・ジャベド・ファイザル局長らと30分ほど意見交換。気候変動による影響など環境面について学び合うような教育交流などを考えたいと伝え、モルディブ外務省としても協力したい旨、ご意見を頂いた。
モルディブ国外務省にて、ファイザル局長らと意見交換モルディブ国外務省にて、ファイザル局長らと意見交換
 昼には、アブドゥラ・カリール外務大臣ら外務省幹部と、生稲晃子外務大臣政務官らとのカリール外務大臣主催昼食会に参加。日本とモルディブ、小田原とフォームラク市との交流について前向きな意見交換が行われた。今回、日本から新たな支援事業が提案され、昼食会に先立ってムイズ大統領と生稲議員との間で協定締結式が行われたこともあり、昼食会はきわめて和やかだった。
アブドゥラ・カリール外務大臣らとの昼食会に参加アブドゥラ・カリール外務大臣らとの昼食会に参加
 一休みしたのち、午後4時から行われた独立記念式典に参列。前日まで急な降雨など天候が不安定であったが、この日は午後も晴天、とても暑い。厳戒態勢のもとインドのモディ首相も迎えて、軍のパレード、子どもたちのパフォーマンス、モルディブの伝統芸能の披露などが行われた。大統領やインド首相からの演説等がなかったのはやや残念であったが、こうした記念式典に日本の首長としては唯一参列させていただき、これまでの経緯が思い起こされ、とても感慨深いものがあった。
独立記念式典の開会前の会場。この中に参列独立記念式典の開会前の会場。この中に参列
ムイズ大統領観閲のもと、様々なパレードやパフォーマンスが展開ムイズ大統領観閲のもと、様々なパレードやパフォーマンスが展開
インドのモディ首相も最前列中央に着席インドのモディ首相も最前列中央に着席
 式典終了後は、都市・地方自治・公共事業省副大臣のモハメド・アリ氏ご案内のもと、マレに隣接する新興開発地域であるフルマーレ島を視察。人口稠密で都市基盤も老朽化が進むマレを補うべく、住宅開発が急速に進む地域。小さな島であるマレに比べて面積は大きく、すでに数多くの中高層マンションが建設され、多くの住民が暮らしている。自然豊かな南国諸島のイメージが強いモルディブの中で、このフルマーレは極めて都会的。かと思えば、そうしたエリアの中にある臨海公園では、小さな屋台が並ぶ一角があり、夕暮れのひと時、マンション暮らしの人々が集い談笑する風景があった。都市化が進んでも、そうしたコミュニケーションはしっかり存続しているように見える。
新たに都市開発が進むフルマーレ地区。マンションが林立している新たに都市開発が進むフルマーレ地区。マンションが林立している
マンション街の中で毎夜開かれている、庶民的な屋台村マンション街の中で毎夜開かれている、庶民的な屋台村
 これですべて予定されていた訪問や諸行事、視察等は終わり、ホッと一息ついた21時30分頃、大音量とともに島を囲む海上のあちこちで、大きな花火が打ちあがった。独立記念日を祝しての花火とのこと。今回のモルディブ訪問の締めくくりにふさわしい眺めだった。

2025/07/28 13:18 | 未分類

 

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