市長の日記

市長の日記

2025年12月24日(水)

地域活動支援センター、湘南ゴールドビール ほか

 今年は秋から冬にかけて好天続きで野菜たちの生育が良好。中でもダイコンが食べ頃を迎えており、巨大化する前に親しい人たちに食べてもらおうと、23日は夜明け前から収穫。明けゆく空を眺めつつ、軽トラの荷台の灯りを頼りに作業しました。気持ちの良いひととき。昨夜から雨が降り出し、今年は雨のクリスマスとなりそうです。
夜明け前の畑にて、ダイコンの収穫作業夜明け前の畑にて、ダイコンの収穫作業
 22日・23日も複数の皆さんがご来庁。全印刷局労働組合小田原支部さんから市社会福祉基金へ、また株式会社山安さんから、市ふるさとみどり基金へ、それぞれ多額のご寄付を頂きました。全印刷局労働組合小田原支部さんからは平成2年より今年で43回目、山安さんからは平成20年から今回で17回目、いずれも累計でかなりの金額、ありがたいことです。それぞれご寄付の趣旨に沿って効果的に使わせて頂きます。
全印刷局労働組合小田原支部の皆さんからご寄付全印刷局労働組合小田原支部の皆さんからご寄付
(株)山安さんから、さんま祭で集めた募金をご寄付(株)山安さんから、さんま祭で集めた募金をご寄付
 主に桑原地区で米づくりに係わる活動をされている皆さんが、22日一堂に会し、今後の取り組みに向けて活動情報の共有などが行われました。「メダカ米」の生産に取り組む「おだわら農人めだかの郷」「桑原鬼柳めだか米の会」や新規就農者、米づくりのサポートに取り組む「めだかサポーターの会」「星槎学園」「ウエインズトヨタ神奈川」「日本新薬」「あいおいニッセイ同和損害保険」、担い手確保や農機具などで支援する「JAかながわ西湘」、今後の支援を見据える「さがみ信用金庫」など、これまでそれぞれで活動していた皆さんが顔を合わせて今後について語り合い、ワンチームとして動いていく契機とする、貴重なひとときとなりました。
桑原地区の水田を支えている人たちが一堂に桑原地区の水田を支えている人たちが一堂に
 23日には、障がいのある人たちに取って身近な相談先であり、社会参加の活動の場などを提供されている市内7カ所の「地域活動支援センター」の皆さんがご来庁、市に対する要望書をご提出頂きました。最低賃金の増額、諸経費の高騰などが続き、センターの活動を継続していくことが年々厳しくなっている中、市としてもここ2~3年は補助を増額し支援をしているところですが、障がいなどの生きづらさを抱える人たちを支える大切な役割を果たしている地域活動支援センターの存在意義に鑑み、活動継続を支えるための更なる取り組みが必要です。
地域活動支援センターの皆さんから要望書を受領地域活動支援センターの皆さんから要望書を受領
 小田原名産の湘南ゴールドを材料としたクラフトビールの取り組みについて、生産農家と醸造事業者の皆さんがご報告に来られました。材料となるのは早摘み(いわゆる摘果)した湘南ゴールドで、生産者は下中の加藤靖司さん、早川の鈴木和宏さん。それを活かし醸造しているのは横浜の「ナンバーナイン ブリュワリー」の皆さん。まだ青い湘南ゴールドを用いることで香り豊かなビールに仕上がり、売れ行きも上々。摘果した柑橘も廃棄することなく全て活かすことが出来ています。この取り組みをぜひ他の小田原産農産物にも拡げて頂き、小田原の魚とも絡めて頂けたら有り難いとお伝えしました。
湘南ゴールドを用いたクラフトビールについてご報告湘南ゴールドを用いたクラフトビールについてご報告
​​​​​​​ 夜は、目黒・喜多能楽堂へ。公益財団法人小田原文化財団よりご招待を頂き、杉本博司さんが創作された「杉本修羅能『巣鴨塚 ハルの便り』」を鑑賞しました。敗戦八十周年記念公演と銘打たれ、今年の8月15日にも上演された舞台を、この能の主役である板垣征四郎の命日であるこの日に、改めて上演がされたものです。先の大戦から80年が過ぎ、あの戦争が何だったのか語り継ぐべきではないか、とのお考えから、板垣征四郎の遺した漢文詩「自序」を中心に展開する舞台。人類史の長い視距をもって歴史を俯瞰する杉本さんの、表現の巧みさと奥深さに唸らされました。
杉本修羅能「ハルの便り」開演前の能舞台にて杉本修羅能「ハルの便り」開演前の能舞台にて

2025/12/24 10:47 | 未分類

 

ページトップ