市長の日記

市長の日記

2026年02月06日(金)

オーガニック給食を求める署名、アンコウちくわ

 4日はたまたま、「食」にまつわる動きが重なりました。
 子育て中のお母さんたちを中心に結成されている「みんなも地球も守ろう!食と農の会」の皆さんが、昨年来取り組んで来られた署名活動の報告に、ご来室されました。署名の趣旨は、小田原市の学校給食の内容充実、具体的には市内保育園や小中学校におけるオーガニック給食の実施を求める、というもの。具体的には、地産地消の食材や持続可能な農法による無農薬/減農薬農産物の優先使用、児童生徒が給食を食べるための十分な時間の確保(30分以上)、生産農家を支え、食材の差額は市財源にて捻出を、といった内容です。子どもたちの成長に大事な役割を果たす学校給食のあり方については、近年各地で関心が高まっており、地場産食材のみならずオーガニック食材の活用が広がっています。小田原でも、こうした動きを記録したドキュメンタリー映画の上映会やシンポジウムが企画されるなど、保護者のなかでも機運が高まっているところです。
 本市では、2009年に県内では初めて「有機農業モデルタウン」に認定され、地の旬の安全な農産物をより多く育てていこうとの取り組みが、民間団体との協働によって進められており、一昨年には「オーガニックビレッジ宣言」も行っています。私自身、娘の病を通じて「食」は「いのちの質」に大きく関わるものであると実感しており、特に子どもたちにはそうした食を大事にしてほしいと願っています。今回、小田原市では初めてオーガニック給食についての署名(総数約1800,うち市内約1500)が提出されたことを受け、市としてもその実現に向け、関心を持つ保護者の皆さんや、生産者団体、JAなどとも協働し、研究やチャレンジを進めていきたいと考えています。
オーガニック給食を求める署名が提出されましたオーガニック給食を求める署名が提出されました
 小田原では、水揚げされる低利用魚の活用が様々に進められていますが、この日はアンコウの「皮」を活用した「アンコウちくわ」の商品化について、おだわらミライプロジェクトの髙橋さん・亀井さんと、商品を作られた(有)伊勢兼商店の杉山さんがご来庁、ご報告を頂くと共に試食させて頂きました。

 春先、主に刺し網で漁獲される小田原のアンコウ。これまでにも様々に食されてきましたが、独特のぬめりがある皮の部分だけは使い道がなく廃棄されていました。これを何とか生かせないかと、ミライプロジェクトの皆さんと相談。杉山さんたちの協力により、すり身にして原料に加えちくわにしたところ、食味と栄養価が大きく向上。商品化へと至ったそうです。実際同社の既製品のちくわと食べ比べてみると、柔らかさや弾力など、食感がハッキリと異なり、美味しさが増しています。これまで魚価も低く取り扱いの難しさから海に戻されてしまうことの多かったアンコウが、こうした付加価値化によって魚価が向上すれば、刺し網漁業者の収入増にもつながります。また、「子どもの食育」にも繋げるべく子ども食堂への無償提供も予定されているとのこと。
 プロジェクトの皆さんは、これらのプロセスを「持続可能な水産物の消費拡大」と「子どもたちのよりよいミライづくり」を目的とした社会課題解決型のクラウドファンディングとして実施。アンコウちくわの美味しさもさることながら、こうした社会活動解決への視座を持った取り組み、素晴らしいことだと思います。遠くないうちに、店頭でも購入できる日が来ると思いますので、ぜひ多くの皆さんに食べて頂きたいです。
アンコウちくわのクラファン事業に取り組んだ皆さんアンコウちくわのクラファン事業に取り組んだ皆さん
見た目はあまり変わらない、アンコウちくわ見た目はあまり変わらない、アンコウちくわ
​​​​​​​ お昼は、久野小学校にてジビエ給食を頂きました。これは次回の日記にて詳報します。

2026/02/06 11:20 | 未分類

 

ページトップ