昨日は夕方から夜にかけて冷たい雨が降っていましたが、山では雪だったようで、箱根山も丹沢も今朝は白く雪化粧となりました。青空に映えています。
6日、鴨宮中学校の3年生の皆さんに講話をさせて頂きました。同校の永山健治校長が私と小田原高校時代の同級生であることから、卒業式を来週に控えた生徒たちにはなむけのメッセージを語ってほしいと依頼を頂いたものです。
来週12日の卒業式を控え、校内の美化作業を終えて体育館に集まった200名ほどの生徒たちに30分ほど話をさせてもらいました。内容は、永山校長のリクエストに応じ、中学高校時代にどんな生徒だったか、小田原市として若い世代に期待すること、大切にしている言葉や理念、卒業生へのはなむけのメッセージなど。自分の中学卒業の頃を振り返っても、当時大人たちにどんなメッセージを頂いたかなど全く覚えていませんが、それでもどこか心の片隅に届けば、との思いで真っ直ぐ語らせてもらいました。来週は、白山中学校の卒業式に出席する予定です。

午後、小田原箱根商工会議所、国立印刷局小田原工場と小田原市とで、包括連携協定を締結いたしました。商工会議所は地域の経済を担う中小企業の皆さんを束ねる組織として、本市の地域経済活性化における最も重要なパートナーであり、印刷局小田原工場は昭和16年から稼働し現在も800人ほどの職員が働く市内でも最大級の事業場。それぞれと長年の連携や交流関係を築いてきましたが、今回3者で協定を結ぶことにより、教育、防災、まちづくりなどでの新たな活動が展開できることになります。象徴的な取り組みは、商工会議所の皆さんが地域振興の一環で取り組んできた小田原提灯づくりに、印刷局で作られた紙(お札にも使うような品質のもの)を使うこと。締結式の会場で早速お披露目されました。
夕刻、「市民と市長の懇談会」が開かれ、この日は市内の介護事業者で構成される「小田原市グループホーム・小規模多機能連絡会」の皆さん11名がご来庁、中身の濃い意見交換をさせて頂きました。地域にサポートの必要な高齢者が増え、様々なタイプの介護事業所がその受け皿として活躍されていますが、現場では介護人材の確保がたいへん難しくなっており、運営体制の維持にご苦労が絶えない様子が様々に語られました。一方、地域に存在するグループホームなどの高齢者施設は、地域の独居高齢者などを災害時に一時的に受け入れるなど、地域のために役立てることがある、地域の皆さんともっと連携交流を深めたい、とのお話も。1時間ではとても語り尽くせない現場からのお話に耳を傾けつつ、今後もさらに意見交換を重ね、支援のための政策作りに繋げねばとの思いを新たにしました。