市長の日記

市長の日記

2025年04月21日(月)

日本赤十字、健康おだわら普及員、0円ショップ ほか

 20日は二十四節気の「穀雨」、5月5日に「立夏」となりますが、すでに先週は小田原でも夏日を越える日が続いています。5月3日に小田原北條五代祭りを迎える小田原城周辺では、「御感の藤」の花房が下に伸び始め、花も咲き始めました。ツツジもだいぶ開花。今年も季節の巡りは早くなりそうです。

 18日、日本赤十字社の会員増強運動が始まるに当たり、地域で協賛委員を務めて頂いている皆さんが集まっての全体会議がありました。小田原市長は日赤神奈川県支部小田原地区の地区長を仰せつかっており、協賛委員である市内26地区の自治会連合会長、地区民児協会長、地区社協会長さんらに、運動の協力をお願いしました。毎年、小田原地区だけで1,800万円前後のご寄付が集められ、様々な災害対策や地域の活動支援などに活用されています。
 またこの日は、「健康おだわら普及員」の委嘱状交付式も実施。地域の中で市民の皆さんの健康増進に繋がるよう減塩みそ汁の普及など、地道な健康づくり活動を担って頂く皆さん。現在市内で80名ほどの皆さんに活動頂いています。小田原市民の健康上の課題は、脳血管疾患や心疾患が多いことであり、これは高血圧が要因の一つと言われています。各種調査によりますと、小田原市民は塩分摂取が多く、野菜摂取が少ないとのデータがあり、食や日常生活の改善が求められています。普及員の皆さんと連携し、命を大切にする取組を進めていきます。
 19日、酒匂地区で開かれている0(ゼロ)円ショップをお訪ねしました。これは、賞味期限のある食品を無料でお配りする拠点で、地域における生活支援と、フードロス対策を兼ねた取り組み。実施されているのは、元・酒匂小八幡地区の自治会連合会長であった太田実さんと、お仲間の皆さんで、酒匂3区自治会が後援されています。
 国道1号に面した空き店舗を借りられ、毎週土曜日の10時から11時にかけて、フードバンクかながわなど諸機関から託された食料や飲料などを、来訪された地域の皆さんに配られています。まったくのボランティアであり、むしろ賃料や活動費などの持ち出しもあるのではないかと心配になってしまいますが、太田さんをはじめスタッフの皆さんの変わらぬ熱意で、開設からすでに数年が経過しています。本来、行政が担うべき部分を、こうして市民の皆さんの篤志によって支えて頂いていることに、只々頭が下がります。せめて市として何らかのサポートを行うべきであると感じました。
 この日は、午後から「昴書道会」の設立10周年記念祝賀会と総会に参加。同会の顧問を仰せつかっていることから、この10年間、総会や書展には必ず伺ってきたのですが、大島修穂会長を中心とする会員の皆さんの、書へのまっすぐで誠実な姿勢が、世代を超えて広がり深まっており、毎月の会報発行、各種書展への積極的参加、伊勢神宮での奉納書道展での多数入選など、素晴らしいと感じています。
​​​​​​​ また、おだわら総合医療福祉会館では、市内の保育士の皆さんで構成される「小田原保育士会」の総会が開かれ、市長として保育士の皆さんにご挨拶をさせて頂きました。全国的な保育士不足、子どもたちへの様々な配慮や対応、食材費など各種の物価高騰など、保育園を取り巻く課題はとても多く、保育士の皆さんの負担も大きくなっている中、気持ちよく仕事をして頂けるよう、市としても可能な限りサポートを行っていきたいとお伝えしました。

2025/04/21 14:25 | 未分類

 

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