小田原市水産市場が、ここ数日豊漁に沸いています。ブリ・ワラサが昨日約1500本のほか、アジ、イワシ、イシダイ、ヒラマサ、サワラなど、質・量ともに賑やかな顔ぶれ。脂がのった形の良いブリなど、まさに今が食べ頃ですので、ぜひ市内の魚屋さんへ。

22日午後、小田原箱根商工会議所青年部(YEG)の令和7年度執行部の皆さんが、年度初めのご挨拶に来られました。稲葉潤会長を筆頭に、椎野専務理事、そして4名の副会長の皆さんから、「TRY」をスローガンに掲げ、意欲的に活動を展開したいとの熱い思いが語られました。私が30代、小田原のまちづくりに関わり始めた頃より、歴代のYEGの皆さんにはずいぶんご指導を頂き、様々な活動を通じて育てて頂いたものです。以来、青年経営者であるYEGの皆さんとは、小田原のまちづくりを進める大切かつ頼りがいのあるパートナーとしての関係を築いています。明日の総会にもお招きを頂いておりますので、改めて思いを分かち合いたいと思います。
昨年12月より開催している「持続可能な地域社会のデザイン」と題した、有識者らを招いての講演と対談の会は、昨日第4回を開催。ゲストは、東京農工大学名誉教授で日本自然保護協会(NACS-J)理事長の土屋俊幸さん。テーマは「自然環境を守り活かす地域づくり」。ご専門の林政学を軸に、自然環境の保全や再生、それを資源とした観光や経済振興の分野にも造詣が深く、神奈川県の水源環境保全税の在り方を議論する県民会議の座長も務められていました。
この日は、多彩な自然環境を持つ小田原の、今後の可能性や課題の克服に向け、現在急速に盛り上がっている「ネイチャーポジティブ」への動き、NbS(ネイチャー・ベースド・ソリューション)の流れなどについて、詳しくお話を頂きました。講演後は私との対談で、小田原の自然環境をめぐる課題、行政・市民・企業が協働しての活動の可能性をふまえ、NACS-Jが取り組んでいる「ネイチャーポジティブ自治体認証制度」などについて、少し踏み込んだ意見交換をさせて頂きました。県内では、秦野が先行していますが、小田原もぜひ認証を受けるべく、作業を進めていくことを私から宣言。土屋さんには今後ともアドバイスをお願い致しました。
夜は、マロニエへ。「市民と市長の地域活動懇談会・下府中地区」が開催されました。市内26地区の中では最も人口が多く、巡礼街道を挟んで大型商業施設が建ち並び、一歩入れば住宅街が展開する、活気ある地域。それでも、担い手確保の難しさや子ども会の縮小など課題感は他地域と同じで、意見交換では様々な思いが語られました。まちづくり委員会は河川美化、防災、健康、広報の4分科会で構成され、いずれも熱心かつ定期的に活動が行われている様子が、会の冒頭で報告され、たいへん心強く感じました。