ここ最近、明け方の厳しい冷え込みが弱まり、日中の気温も高めになっていると感じます。中期予報によれば、ここから先は厳しい寒さはなく、春の気圧配置となっていくとのこと。この冬は雨が極端に少なかったのですが、梅の花も早まるのでしょうか。
アメリカのトランプ大統領の暴走ぶりに、暗澹たる気持ちになっています。パリ協定からの離脱、化石燃料への回帰、WHOからの脱退、意に沿わない国への関税措置、性的マイノリティの存在否定、露骨な領土拡大野心、議事堂を占拠した暴徒への恩赦・・・。世界の良好な秩序、経済、そして健全な民主主義への影響が強く懸念されます。
22日、朝一番で湘南ベルマーレの坂本社長がご来室。2月15日より始まる2025年のシーズン開幕を前に、今シーズンにおける飛躍と活躍に向け、チームの現状や目標などについてお話し下さりました。以前はJ1とJ2を行ったり来たりの数年がありましたが、昨シーズンを15位で終了。8シーズン連続のJ1リーグとなる今シーズンは中位以上を目指して「一戦必湘!」で戦うとのこと。ホームタウンとして、今年も市を挙げて応援していきたいと思います。

午後、「持続可能な地域社会のデザイン」と題した講演・対談企画の第2弾として、「エネルギーの地域自給」をテーマに、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さんをお招きしました。
市長就任以前から「自然エネルギー100%」を提唱した研究や地域づくりで活躍されていた飯田さんの活動に注目していましたが、3.11の原発事故を受け、直ちに飯田さんを訪問。その後7月に飯田さんを小田原にお招きし、市民の皆さんが見守る中、ぶっつけ本番の公開対談を実施、その場で「小田原電力を目指そう!」との方針を打ち出せたことが、その後の小田原における再生可能エネルギー推進の起点になりました。以後も折に触れ、飯田さんには本市のエネルギー政策についてご指導を賜ってきました。今回は、これから本格的に進めていくエネルギー地域自給の実践に向け、具体的なアドバイスを頂きたく、企画したものです。2時間余りにわたる講演と対談の様子は、後日動画を市ホームページにアップしますので、ぜひ多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。
世界で急速に進む再生エネルギーへのシフト、最新の技術動向、国内の状況や今後の見通しなどについてのご講演のあと、小田原で実際にどのような取り組みが可能か、本格的な電源開発に向けての具体的プラン、太陽光発電における新たな技術の実用性、売電収入を財源にした地域公社(シュタットベルケ)はできるか、などについて、私から質問。それぞれについて、具体的なイメージをもって答えて下さりました。ポイントとして、地域全体として「公(パブリック)」を皆で育てていけるかどうか、と指摘されていました。発電や売電に関わる事業者、発電設備を設置する企業や一般住宅、省エネも含めエネルギーの地域自給に取り組む市民や地域団体、そしてもちろん行政などが、しっかり連携して進めるための体制づくりが肝要とのこと。具体的に取り組んで行くつもりです。