最終更新日:2012年03月29日
天守閣は、昭和35年に市制20周年記念事業として総工費約8千万円をかけて復興された小田原市のシンボルです。江戸時代に造られた雛形や引き図(宝永年間の再建の際に作られた模型や設計図)を基に、江戸時代の姿として外観復元され、内部は歴史資料の展示施設となっています。
復興に当たっては、「瓦一枚運動」が展開され、多くの市民からの寄付が寄せられました。天守閣は、3重4階の天守櫓に付櫓・渡櫓を付した複合式天守閣で、地上38.7メートル、鉄筋コンクリート造、延床面積1822平方メートルとなっています。
なお、小田原市では平成18年に天守閣の高さを基準とした高度規制を行い、天守閣の高さを超える建物の建築を制限し、長い時間をかけて育まれてきた歴史景観を次代に受け継いでいくこととしています。
天守閣は、城の象徴として本丸に構えられたものです。
古文書によると寛永11年(1634)に、三代将軍徳川家光が小田原城の天守閣に登り、武具を見たり展望を楽しんだという記録が残っています。
元禄16年(1703)の大地震のときには、小田原城のほとんどの建物が倒壊・焼失してしまいますが、天守閣は宝永3年(1706)に再建され、明治3年(1870)の廃城まで小田原のシンボルとしてそびえていました。
現在の天守閣は、昭和35年(1960)5月に、市制20周年の記念事業として復興したもので、宝永時代の再建時に作成された引き図(設計図)や模型を参考に、鉄筋コンクリートで外観復元したものです。内部は、古文書、絵図、武具、刀剣などの歴史資料の展示室となっています。標高約60メートルの最上階からは相模湾が一望でき、良く晴れた日には房総半島まで見ることができます。
平成27年7月から平成28年4月末まで、開館以来初の大改修を行い、平成28年5月1日に展示内容を一新しリニューアルオープンしました。
入館料
一般510円
小・中学生200円
(常盤木門SAMURAI館とのセット券あり。一般610円 小・中学生220円)
(常盤木門SAMURAI館、小田原城NINJA館(小田原城歴史見聞館)とのセット券あり。※平日限定
一般800円 小・中学生300円)
※30名以上の団体は割引あり
郵便番号 | 250-0014 |
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住所 | 神奈川県小田原市城内6-1 |
TEL | 0465-22-3818 |
開館時間 | 9時00分~17時00分(最終入館は16時30分) |
正規登城ルート
電話番号:0465-33-1521