石造物調査会調査報告(2018年1月20日版)
平成29年7月15日(土)から公募の市民ボランティアと市内にある石造物調査を始めました。
ここでは、第7回目の平成30年1月20日(土)に調査した場所と確認した石造物の一部をご紹介します。
ここでは、第7回目の平成30年1月20日(土)に調査した場所と確認した石造物の一部をご紹介します。
石造物調査会調査風景
今回も路傍にある石造物を求めて、早川地区の駅から北上しました。
写真は早川地区海蔵寺傍の高台にある天神社階段にある庚申塔の文章を読み取っている様子です。
写真は早川地区海蔵寺傍の高台にある天神社階段にある庚申塔の文章を読み取っている様子です。
天神社の庚申塔
天神社の庚申塔は5基ありますが、この写真はそのなかでも一番古い寛文8(1668)年のものです。
一般的に、民衆によって石造物が建てられ始めた時期は1650年頃とされているため、石造物の中でも古いものです。
特に初期の庚申塔は、写真の板碑型のほか、石祠型など多様でした。後に青面金剛像を彫ったものが流行します。
一般的に、民衆によって石造物が建てられ始めた時期は1650年頃とされているため、石造物の中でも古いものです。
特に初期の庚申塔は、写真の板碑型のほか、石祠型など多様でした。後に青面金剛像を彫ったものが流行します。
開田の碑
写真は、早川小学校裏にある開田の碑です。早川小学校に許可をいただいて調査させていただきました。
昭和16(1941)年、戦争の最中に銃後の構えとして食糧増産のため、この地区に田圃を開いたと書かれています。
今では住宅地になっている地域ですが、戦前・戦中には田園地帯だったことがわかります。
昭和16(1941)年、戦争の最中に銃後の構えとして食糧増産のため、この地区に田圃を開いたと書かれています。
今では住宅地になっている地域ですが、戦前・戦中には田園地帯だったことがわかります。
調査地と確認した石造物
- 天神社:庚申塔×5
- 個人宅:大山衹命
- 早川小学校:開田之碑
石造物調査会については以下のページをご覧ください。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:生涯学習課 郷土文化館係
電話番号:0465-23-1377