石造物調査会調査報告(2020年11月3日版)

平成29年度から公募による市民ボランティアとともに市内にある石造物調査を始めました。
ここでは、令和2年度第3回目の11月3日(火)に調査した場所と確認した石造物の一部をご紹介します。
 
調査の様子

調査の様子

今回は小田原市久野神山神社(こうやまじんじゃ)にお邪魔しました。
久野神山神社は1000年以上続くとされる古い社です。
氏子圏が非常に広く、大正2年(1913)の石壁にびっしりと寄進者の名前が・・・
写真は「木犀寄進碑」の記録をとっている会員の姿です。
石造物の概要がわかるように簡単なスケッチをして、文字や大きさを書き入れます。
 
文化年間の手水鉢

文化年間の手水鉢

文化14年(1817)の手水鉢。
久野星山の遠藤さんが寄進したものです。
星山集落は近藤さんが多いそうですが、江戸時代末期の有力者に遠藤さんがいたようです。
神山神社の道祖神

神山神社の道祖神

神山神社の道祖神は、「幸神」(さいのかみ)、「猿田彦命(サルタヒコノミコト)」、「鈿女命(ウズメノミコト)」と彫られています。
道祖神のことを「サイノカミ」と呼んでいたこと、日本神話における猿田彦命、鈿女命の二柱を道祖神と捉えるようになったことを示す貴重な石造物です。
残念ながら建立年は不明です。

調査地と確認した石造物

  1. 久野神山神社:道祖神、庚申塔、鳥居、記念碑、手水鉢、寄進碑、忠魂碑ほか

この情報に関するお問い合わせ先

文化部:生涯学習課 郷土文化館係

電話番号:0465-23-1377

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