和田家文書(小田原市指定重要文化財)を特別公開!【7月31日まで】
郷土文化館では、和田家文書(市指定重要文化財)を7月31日まで特別公開しています。
和田家文書とは、旧中島村(小田原市中町)の旧家利右衛門家の子孫である和田家に伝わる文書です。
利右衛門家は、戦国時代には旧中島村の名主あるいは小代官を務めた有力者であると考えられます。
今から400年以上も前の戦国時代に書かれた文書。
貴重な資料のため長期の展示ができませんが、この機会にぜひ「ホンモノ」の資料をご覧ください。
和田家文書とは、旧中島村(小田原市中町)の旧家利右衛門家の子孫である和田家に伝わる文書です。
利右衛門家は、戦国時代には旧中島村の名主あるいは小代官を務めた有力者であると考えられます。
今から400年以上も前の戦国時代に書かれた文書。
貴重な資料のため長期の展示ができませんが、この機会にぜひ「ホンモノ」の資料をご覧ください。
展示期間 | 7月2日(土)~7月31日(日) 午前9時~午後5時(午後4時30分 最終入場) |
---|---|
展示場所 | 小田原市郷土文化館 歴史資料室 |
展示資料
北条氏康朱印状 永禄10年(1567)6月24日
北条氏康が、付加税の一つである「懸銭(かけせん)」の納入を命じた文書で、現代でいう「納税通知書」のようなものです。
もともとは銭で納入されていたようですが、次第に米や麦等の現物で納入されるようになっていきます。
ここでも、米・麦・黄金いずれかの品での納入が命じられ、貫文で表示される納入額とこれらの品との換算率(納法)が規定され、精銭による納入が停止されています。
こうした動向は、撰銭(良銭を選び取ること)や銭貸の流通量の不足などによるものと考えられています。
なお、一度に納税することは郷民の負担が大きいことから、年2回に分けて納めることとされていました。
もともとは銭で納入されていたようですが、次第に米や麦等の現物で納入されるようになっていきます。
ここでも、米・麦・黄金いずれかの品での納入が命じられ、貫文で表示される納入額とこれらの品との換算率(納法)が規定され、精銭による納入が停止されています。
こうした動向は、撰銭(良銭を選び取ること)や銭貸の流通量の不足などによるものと考えられています。
なお、一度に納税することは郷民の負担が大きいことから、年2回に分けて納めることとされていました。
北条家定書 天正15年(1587)七月晦日
「定書」とは、心得や規則などを箇条書きに記した文書の形式です。
北条氏は豊臣秀吉との合戦に備え、大規模な兵力の確保を想定していました。
文書では非常時に差し出すべき兵の数や、装備について通達しています。
一、侍かそうでないかの身分にかかわらず、15歳から70歳のうちから二人を選べ
一、道具は弓でも鑓(やり)でも鉄砲でもかまわないが、鑓の柄は二間(約3.6m)より短くてはいけない
一、ふさわしい者を選ばなければ小代官の首を切る
一、しっかりとは励んだ者には褒賞を出す
一見厳しい内容にも見えますが、村から二人のみ、働き盛りの者でなくてもよいというのは、郷民への配慮であったとも考えられます。
北条氏は豊臣秀吉との合戦に備え、大規模な兵力の確保を想定していました。
文書では非常時に差し出すべき兵の数や、装備について通達しています。
一、侍かそうでないかの身分にかかわらず、15歳から70歳のうちから二人を選べ
一、道具は弓でも鑓(やり)でも鉄砲でもかまわないが、鑓の柄は二間(約3.6m)より短くてはいけない
一、ふさわしい者を選ばなければ小代官の首を切る
一、しっかりとは励んだ者には褒賞を出す
一見厳しい内容にも見えますが、村から二人のみ、働き盛りの者でなくてもよいというのは、郷民への配慮であったとも考えられます。
小田原市郷土文化館
住所 | 神奈川県小田原市城内7-8 |
---|---|
TEL | 0465-23-1377 |
休み | 年末年始(12月28日~1月1日) |
開館時間 | 午前9時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで) |
子育て支援情報 |
おむつ替えできます: 女性用トイレにベビーシートがあります 安心してトイレが使えます: トイレにベビーキープがあります |
アクセスマップ
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:生涯学習課 郷土文化館係
電話番号:0465-23-1377