郷土文化館の屋外展示資料として「小田原橋親柱」を展示・公開しました
「小田原橋 親柱」が小田原市郷土文化館の新たな資料として加わりました。
門跡橋より小田原橋方向を望む(昭和60年) 提供:中央区立京橋図書館

郷土文化館前庭に移設された小田原橋
「小田原橋」は、東京都中央区築地6丁目に所在したコンクリート製のアーチ橋です。昭和4年(1929)から築地川の東支川と南支川が交差する地点に架設されていました。橋の名称は、橋の東詰一帯が、江戸時代から昭和7年(1932)まで「南小田原町」、同41年まで「小田原町」と呼ばれたことに由来しています。
「小田原町」の町名は、小田原の石工善左衛門が、江戸城築城などのための石材の荷揚場として慶長年間(1596-1615)に当地を拝領したことに由来すると伝えられています。
その後、石揚げ場が築地へ移転し、新たに「南小田原町」が成立すると、元の小田原町は「本小田原町」と改称しましたが、昭和7年、関東大震災後の区画整理等によって町名が消え、代わって南小田原町一帯が「小田原町」として編成されたものの、これも昭和41年、築地に編入となって、以後「小田原町」の町名は失われました。
こうした現状にあって、かつての小田原町に所在した「小田原橋」は、本市にとって小田原町の存在を伝える貴重な歴史遺産となっていましたが、平成25年度に撤去されたため、小田原市では中央区より現存していた小田原橋の親柱3本の内の1本を譲り受け、小田原と江戸とを結ぶ貴重な歴史を伝える資料として当市郷土文化館の前庭で保存・公開しています。

小田原橋解説シート PDF形式 :1.7MB
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郷土文化館案内
住所 | 神奈川県小田原市城内7-8 |
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TEL | 0465-23-1377 |
休み | 年末年始(12月28日~1月1日) |
開館時間 | 午前9時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで) |
子育て支援情報 |
おむつ替えできます: 女性用トイレにベビーシートがあります 安心してトイレが使えます: トイレにベビーキープがあります |
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この情報に関するお問い合わせ先
文化部:生涯学習課 郷土文化館係
電話番号:0465-23-1377