尊徳翁ゆかりの「捨苗栽培地跡」で田植えを実施【令和6年6月4日(火)】
田植えの始まり
令和6年6月4日(火)、報徳小学校の4年生(50人)が、二宮尊徳翁(二宮金次郎)ゆかりの「捨苗栽培地跡」で田植えを行いました。この取り組みは、食生活の中心であるお米の大切さや稲作についての理解を深めるとともに、尊徳翁の教えをはじめとした郷土文化を学ぶため、昭和62年から毎年行っているものです。
田植えの様子
捨苗栽培地跡は尊徳翁が少年の頃、酒匂川の大洪水で使えなくなった用水路の周辺をならして田んぼに変え、捨てられていた苗を拾い集めて栽培した場所です。秋になってこの田んぼから一俵ものお米を収穫できたことから、小さな事でも精を出して勤めていけば、どんな事でも必ず成し遂げることができる「積小為大(せきしょういだい)」を学んだ場所として、古くから親しまれています。
当日は、桜井稲作組合のご指導とJAかながわ西湘報徳支店のご協力のもと、昔ながらの手作業で、1株ずつ丁寧に苗を植えていきました。また、植え付けに合わせて栢山田植え歌保存会の皆さまが地元に伝わる田植え歌を披露しました。生徒たちは10月に稲刈りも体験する予定です。
栢山田植え歌を聞きながら
作業の様子
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:生涯学習課 尊徳記念館係
電話番号:0465-36-2381