5日、よく晴れて冷え込みが強かった朝、富水小学校の学校菜園へ。6年1組の皆さんが取り組んだジャガイモ栽培の収穫の日を迎えました。この活動は、来年度より本格的に始まっていくエディブル・スクールヤードの先行的な取り組みで、富水の太田農園さんの全面的な協力を仰ぎ、富水小学校と市地域政策課職員が連携して進めてきたものです。
エディブル・スクールヤードとは、子どもたちが一年を通じて農作業に取り組み、農と食を学ぶ場。学区の中で使わせて頂ける比較的広い農地、あるいは耕作放棄地などを皆で開拓・整備し、保護者や地域の皆さんにも農園の運営に関わって頂くことを通じ、多世代交流や地域内の絆づくりにも繋がる施策として現在準備を進めています。
その先行的取り組みとして、地域担当職員が配置されており、地域の皆さんの協力体制が得られている富水小学校において、まずは6年1組の学習活動の一環として、秋ジャガの栽培と収穫がおこなわれたものです。小学校から徒歩3分程度の場所にある休耕地をお借りし、太田農園さんにもご協力頂いて草刈りや耕耘を行い、9月上旬にジャガイモを定植。この日児童たちにより収穫が行われました。
朝の強い冷え込みでジャガイモの葉はすっかり萎れており、収穫がどの程度あるのか心配されましたが、掘り上げてみれば20~30㎏の新ジャガが。土の中から次々に現れるジャガイモに、児童たちも次第に熱中、掘り残しのイモがないか、土に手を突っ込んで探していました。収穫されたジャガイモは、太田農園さんの協力により総合学習の仕上げとして来週開催されるマルシェにて調理・販売されるとのこと。この活動を皮切りに、富水でのエディブル・スクールヤードが育っていくことを期待しています。
富水小学校の児童たちと、秋ジャガの収穫作業