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2016年10月26日(水)

ティランジア植付&トークイベント 講演者 藤川史雄氏

写真1 ティランジア植付&トークイベント写真1 ティランジア植付&トークイベント 花を好む人々は数知れないですが、最近は美しい山野草ばかりでなく風変わりな植物を好む人々も増え,サボテンなどがもてはやされるようになりました。
 そんな「風変わりな植物」の一つであるティランジアのトークイベント(写真1参照)が9月22日に小田原フラワーガーデン(小田原市久野3789-5)にて催され、以前から興味を持っていたので参加してきました。
 

写真2 講演者とティランジアを選ぶ参加者の皆さん写真2 講演者とティランジアを選ぶ参加者の皆さん講演者 藤川史雄氏 
 SPECIES NURSERY 代表藤川史雄氏は、ティランジアについて販売サイトを運営し、多くの講演をこなし、書籍の発行をされるなど情報配信を行っています。
 

ティランジアとは
 ティランジアは、北米南部から南米にかけての広大な地域に分布するブロメディア科の植物です。
 また、通常の植生植物と異なり、その多くは他の樹木などに着生し、雨や霧などで濡れた葉や根から水分を摂取して育つのが特徴です。
 さらに、水分の吸収は着生する植物の樹液を吸収するのではなく葉などに付着している水分を摂取し育ちますので、通常の植物と異なり土壌に根を下ろす必要がありません。このためいろいろな飾り付けができます。また、この特徴からティランジアは、エアプランツ(Air Plants)とも言われます。
 このティランジアの特性を理解し、生かしながらティランジア飾り付けを楽しむことを主眼に、このトークイベントが開催されました。
 

写真3 今回の参加者の作品例写真3 今回の参加者の作品例着生のためのティランジアの取り付け
 今回のトークイベントはティランジアを育てながら飾り付けを行うため、実際のティランジアを用いて飾り付けを行う指導を受けます。
 ティランジアをコルク樹皮片に取り付けるには、古い根がないティランジアには園芸用針金にて茎を縛り付けるようにし、また、古い根がある場合には、コルク樹皮片に孔を開け、根を裏側に通し、ステープラーで固定する方法を教わりました。
 説明を受けたあと行う簡単な作業ですが、初体験の参加者には藤川氏からの個別指導が行われました。
 

ティランジアに関する質疑応答
 今回のトークイベントの参加者は約15名でした。これまでティランジアを育てたことがある経験者が約10名いましたが、上手に育てられなかった人もかなりいたようで、活発な質疑応答がなされました。※最後に今回の主要な質疑応答を示しておきます。
 
トークイベントを受けて
 今回のトークイベントには多くの経験者がいたためか熱心な質疑応答が行われ、予定時間が足りないくらいでした。
 藤川氏からこれまでの様々な経験を披露していただき、参加者にとって良い知識を得られる有意義な時間となりました。
 イベント後、ティランジアに以前よりも愛着がわき、今、我が家では数株育てています。
(ひろし君・記)
 



参考までに
 当日持参していた下記の文献などは、ティランジアと付き合う上で良い情報や知恵を提供してくれるものと思われますので掲載しておきます。
 
【文献】
ティランジア エアプランツ栽培図鑑 藤川史雄著 発行株式会社エムビージェー
BRUTUS特別編集「珍奇植物/総まとめ」発行・編集人 西田 善太
(藤川史雄氏の記事やティランジア記事が幾つか掲載されている。)
SPECIES NURSERY代表藤川史雄氏のサイト http://speciesnursery.com
 
【質疑応答】※
・水やりについて
ティランジアは水を好む植物ですのでしっかりと、霧吹きなどで水がしたたり落ちるぐらい水やりを行います。時には水没させてもよい。
水やりは週2~3回が目安ですが、乾燥が激しいときは毎日の水やりでもよく、温度により水やり回数をかえる。
春~秋は、夕方~夜に水やりをすると長時間濡れていて多くの水を摂取できますが、冬場は水濡れにより冷えてダメージを受けるため、午前中に水やりをおこない、日中に乾くようにするのがよいとのことです。
 
・通風について
通風は通常の空気の流れがあればよい程度で、水やり後12時間以内に乾くぐらいの通風が望ましい。
屋外では心配はいらないが、屋内では夏には暑くなると窓を開け、風が当たるようにし、時には扇風機を利用して風を当てるとよい。梅雨時でも屋外の雨が掛らないところを撰ぶとよい。
しかし、屋外でのビニールで覆っただけの簡易保管庫は、特に冬場の温度変化が激しく概ね失敗するので避けた方がよいとのことです。
 
・着生方法
コルク樹皮片などに着生するほか、素焼き壺に軽石を敷き詰めた上に置くことも良いが、まず大きめの軽石粒を敷き根が出てくれば、大きめの軽石粒間に小粒の軽石を詰め、この小粒の軽石に肥料を施すのもいいようです。
また、着生はコルク樹皮片でなくてもザラザラした木片等でもよいが、水苔を敷く方法は初心者には避けた方が良いでしょうとのこと。
 
・開花時期の配慮
ティランジアの花は小さな草姿に対して大きいので、ティランジアは大きなエネルギーを使っているはずです。また、開花後は枯れた花苞を切り取ってもよいが、残して次世代の配慮をしたいものですが、種を持っている間も、水やりと光合成のための配慮は欠かせません。
なお、種は極小さな綿毛状ですが、開花後1ヶ年も掛かるので、苞の部分が白く変色したり、花苞部分に緑色の角状のものが現れたり、硬くなるので時期の判断に注意が必要です。
 
・肥料の施し方
ティランジアの自生環境に肥料はなく水と光合成で育ちますが、早く育てたいとかの理由で、肥料を施すとすれば1000倍に薄めた園芸用肥料(ハイポネックスなど)くらいの肥料を水やりの要領で施すのがよい。
 

2016/10/26 10:53 | その他


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