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2017年06月16日(金)

動と静の好対照の作品展示

小田原城アートNOW2017には素晴らしい作品群が出品されているが、清閑亭のお庭には下記の2作品が展示されている。
・大隅 秀雄の展示 「モビール」  写真1、写真2 参照
・勝  孝の展示  「金属造形物」 写真1、写真3 参照
写真1 動(モビール)と静(金属造形物)の好対照の作品展示写真1 動(モビール)と静(金属造形物)の好対照の作品展示
大隅秀雄のモビールは青嵐を受けて、永久運動を続けているかのような動きで、しかも周期性が感じられずあたかもカオス。また、構成に含まれる翼状の特殊形状の板状体は、動きによりそれが持つ青い色と、時には太陽光線を反射すると眩しく光り、まるで生き物のようである。
このモビールの動きはゆっくりした動きで、清閑亭の1階の喫茶室から眺めると知らず知らずに引き込まれること必定。

視点を変えて隣の金属造形物との関係で眺めていると、金属造形物にパントマイムで語りかけているようでユーモアを感じた。
また、清閑亭のお庭に咲き始めた捻り花が、穏やかさを一層盛り上げてくれた。
 
小田原城アートNOW2017は、上記の通り素晴らしい作品が展示されている。展示物には作者の名前は掲示されているが、作品名も作品の意図の説明もない。従って、鑑賞は見る人の自由ですので、弊職は以上のような鑑賞をしました。
写真2 大隅秀雄の「モビール」写真2 大隅秀雄の「モビール」
写真3 勝孝の「金属造形物」写真3 勝孝の「金属造形物」
小田原城アートNOW 清閑亭会場は6月18日(日)まで開催。
そのほか、小田原城天守閣やおだわら市民交流センターUMECOでも開催している。(記 ひろしくん)

詳細は http://artnow.jp/ev-2017.html 

2017/06/16 10:59 | 美術

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