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2015年08月11日(火)

ウイーンの薫り べーゼンドルファー 小田原に

猛暑続く金曜の午後、市民会館小ホールが満席となった「金曜サロンコンサート」は、小田原在住の二期会歌手菊地貴子さんの歌声により華麗に幕を開けました。
小ホール横遣いの中央には木調のアップライトピアノが1台。
本日の主役はこのピアノです。

柔らかめな音色が心地よいこのピアノはオーストリアのベーゼンドルファー社のもので、アメリカのスタインウエイ、ドイツのべヒシュタインと並び称される世界の名器です。ベーゼンドルファー社のピアノ愛好者は古くはフランツ・リストから日本でもおなじみのイエルク・デ―ムス等プロピアニストをはじめ、カラヤン、バーンスタイン、そしてスティーブ・ジョブスまで数多くが名を連ねています。素材からふくめれば数年、そして職人たちが1年以上をかけて手造りするため年間250台しか生産できないそうです。効率やパワーが求められがちな現代においても、創業以来の伝統を継ぎ「ピアニッシモ」(弱音)の美しさを追求しているのが特徴です。

このたび小田原市に寄贈があり市民会館小ホールに設置され、今回はそのお披露目として開催されました。この記念すべきコンサートのピアニストは、室内楽や合唱指導等、多方面で活躍中の小田原在住中根希子(あきこ)さん。
 
菊地さんの歌とおしゃべりに会場の雰囲気は盛り上がります。そしてもうおひとりの共演者、湯本在住の藤原歌劇団バリトン中村靖さん登場。中村さんの魅力あふれる歌声としぐさに聴衆も別世界に引き込まれます。

 

第1部で唱歌やオペラアリア、そして中根さんのピアノソロを堪能し休憩に。
突然の大雨を眺めながらロビーサービスのお茶と飴でほっと一息。まさしくチラシにあるとおり「ティータイムをご一緒」しました。

第2部は開演前に人気投票を行った6曲の中から3曲を、お客様と一緒に歌うプログラムです。6位「海」、5位「四季の歌」「ふるさと」を制し、3位の「月の砂漠」2位の「夏 の思い出」をうたったあとは、もっともリクエストの多かった「翼をください」(会場の20%の得票)。なごやかでのびのびした歌声が小ホールいっぱいに響きました。そして最後の1曲「メリーウイドーワルツ」の会場全体の大合唱で幕をとじました。

雨の上がった終演後、「ぜひ次回を」との声を残しながら、皆さん大満足で家路に着かれていきました。
中根さんには「はじめての出会いでしたが、だんだん仲良くなれました。密で深い感じがし、グランドピアノのようなイメージがしました。」とのコメントを頂きました。
菊地さんは「これからは、特にシニアが自分で勉強する場所を見つけたり、人とかかわって楽しく過ごしたりする場が重要になってきます。今後もこのようなコンサートを企画できれば」と話しておられました。その折には私もぜひサポートしたいと思います。
(記 じんちゃん)

2015/08/11 11:05 | 音楽


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