現在の様子

現在の様子

震災の中からの復興を目指して造られたこの小田原競馬場も、昭和5年にその幕を閉じました。競馬場はクレー射撃場や海軍航空技術研究所などに変貌し、戦争が終わった今では、すっかり住宅地に姿を変え、往時をしのぶ面影はありません。しかし、当時を知る人々の心の中には、今もなお、間近で見た競走馬の力強い走りとロマンが残っています。小田原競馬場を見守ってきた人々にとって、夢の結末はどのように写っているのでしょうか。残り続けるものもあれば、消えゆくものもあります。そんな時代の移り変わりの中で、思い出すだけで心熱くなる、そういう場所にまつわる思い出も、大切にしたいものですね。

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