小田原市中村原における地下水汚染について

令和4年2月2日、小田原市中村原の事業所跡地において、現土地所有者が地下水調査を実施したところ、環境基準を超過したことが判明しました。
これを受け、当該土地周辺の地下水について調査を行い、周辺への影響を確認しました。

調査の結果について【令和4年2月22日時点】

調査の概要

  1. 調査地点:地下水汚染の報告があった土地を中心に地下水の下流方向におおむね半径1,000m以内の井戸19地点
  2. 地下水採取日:令和4年2月14、15日
  3. 調査項目:テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン、クロロエチレン

調査結果

地下水中の調査項目の濃度は、調査した全19地点において、すべて地下水環境基準に適合していました。

今後の対応

事業所跡地の土地所有者に対し、必要な対策の実施を指導します。
また、今回実施した周辺地下水調査から地点を選定し、県と連携して継続的な地下水調査を実施し、監視を行います。

地下水汚染の概要【令和4年2月2日時点】

土地の概要

(1)所在地

小田原市中村原248番地外
(敷地面積12,104.77平方メートルのうち、小田原市域は8,275.51平方メートル)
※なお、当該土地は二宮町を含みます。
 二宮町域の所管は神奈川県湘南地域県政総合センターです。

(2)概要

昭和36年に操業を開始し、精密機械製造(光学レンズの開発・製造)を行う事業所が存在していましたが、平成25年に現土地所有者が取得し、遊休地として存在しています。

現土地所有者による調査結果

(1)実施日

令和3年11月10日(水)

(2)地点数

15地点

(3)概要

環境基準超過物質 基準 超過
地点数
最高濃度
[mg/ℓ]
基準値
[mg/ℓ]
テトラクロロエチレン 5 4.1 0.01以下
トリクロロエチレン 4 0.21 0.01以下
1,2-ジクロロエチレン 7 0.81 0.04以下
クロロエチレン 12 0.22 0.002以下

汚染の原因

以前存在していた事業所が研究開発及び製造で使用していたテトラクロロエチレンが汚染の原因と考えられます。
また、トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン、クロロエチレンは、テトラクロロエチレンの分解生成物です。
詳細は資料1をご覧ください。

今後の対応

市では、早急に当該土地周辺の地下水について調査を行い、周辺への影響を確認します。
結果については、分かり次第お知らせします。
周辺住民については、2月3日に地下水調査の周知文書を配布する予定です。
また、事業者に対し、必要な対策の実施を指導します。

この情報に関するお問い合わせ先

環境部:環境保護課 公害対策係

電話番号:0465-33-1483

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