エネルギー計画の策定~エネルギーを地域で自給する持続可能なまちを目指して~

エネルギーは、水や食料などと同様に私たちの生活に欠かすことのできない、いのちを支える要素の一つです。市では、環境に優しく、再生可能なエネルギー源を利用し、「エネルギーの地域自給による持続可能なまち」の実現に向け、平成27年10月にエネルギー計画を策定しました。(令和2年4月に一部改定)

エネルギー計画とは

エネルギー計画は、小田原市の目指すべき将来像を描き、その実現に向けて、再生可能エネルギーの利用等の促進のための総合的な施策を計画的に進めることを目的とし、市内で生活や事業活動を行う人々が再生可能エネルギーの利用等に取り組むための方向性を示すものです。 

目指すべき将来像、3つの基本方針と5つの視点

目指すべき将来像を「エネルギーを地域で自給する持続可能なまち」とし、この将来像を実現するため、3つの基本方針と5つの視点を定めています。

再生可能エネルギーの最大限の利用に向けた長期目標

2050年度までの目標

  • 市内の再生可能エネルギーの導入を、市内エネルギー消費量の50%とする。
  • 市内のエネルギー消費量を、2010年度のエネルギー消費量から40%削減。

2050年度のまちの姿

  • 再エネ・省エネ型のライフスタイル
    再生可能エネルギーを利用しつつ、市内のエネルギーの自立性を高め、生活の快適性や利便性が向上している地域。
  • みんなのエネルギー
    住宅に再生可能エネルギーを導入する、再生可能エネルギー事業に取り組む、普及啓発イベントに参加するなど、市民の多くがエネルギーに関わる取組に携わっている地域。

再生可能エネルギーの最大限の利用に向けた短期目標

2022年度までの電力利用における目標

  • 市内の再生可能エネルギーによる発電量を、市内電力消費量の10%とする。
  • 市内の電力消費量を、2010年度の電力消費量から10%削減。

2022年度までの熱利用における目標

  • 再生可能な熱エネルギーを利用する地域
    太陽熱や地中熱などの再生可能エネルギー熱の利用について、市民、事業者が理解し、関心を持ち、新築や改築の際に、給湯や冷暖房などの熱に再生可能エネルギー熱を導入することを検討する地域。

2022年度までの優先的な取組

2022年度までの短期目標を実現するためには、118,247千kWhの再生可能エネルギーによる発電量と、137,090千kWhの電力消費量の削減が必要です。市有施設への率先的な導入はもちろん、市民や事業者の皆さんの取組は重要となります。そこで、皆さんが再生可能エネルギーの利用や省エネルギー化に具体的な行動を起こすことができるよう13のリーディングプロジェクトを優先的な取組として計画に位置づけ、優先的に進めていきます。

13のリーディングプロジェクト

再生可能エネルギーの導入

  • 市有施設・広域避難所への率先導入
  • 再生可能エネルギーのスムーズな導入
  • 市民が参加可能な仕組みづくり
  • 地域にひとつ!地域再生可能エネルギープロジェクト
  • エネルギーツーリズムの実現
  • 再生可能エネルギー熱の利用の促進

未来へつなげる担い手の育成

  • 環境エネルギー教育の実施
  • 市民・事業者の取組促進に向けた牽引者の育成
  • 再生可能エネルギーの利用と省エネルギー化の推進のための基盤整備

省エネルギー化の推進

  • 市有施設における率先行動
  • 家庭のエネルギー消費の効率化
  • 事業活動のエネルギー消費の効率化
  • 地域のエネルギーマネジメント

キックオフイベントを開催しました。

小田原市エネルギー計画で掲げる目標を達成するためには、市民一人ひとりの取組が不可欠です。

そこで、これまでの取組等から小田原市が目指す“エネルギーを地域で自給する持続可能なまち”についてを考えるイベントを開催しました。

開催結果については、こちらをクリックして下さい。

この情報に関するお問い合わせ先

環境部:ゼロカーボン推進課 ゼロカーボン推進係

電話番号:0465-33-1426

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