建造物・北条氏康夫人の墓碑

北条氏康夫人の墓碑

   市指定 昭和36年3月30日

所有

   栢山868 善栄寺

所在

   栢山868 善栄寺

形状

この墓は、高さ144cmの江戸時代に造立された宝篋印塔で、基壇はなく、相輪(塔の上部にある輪)も失われています。元は善栄寺本堂の傍らにある墓地内北隅にありましたが、今は山門を入った本堂前に移されています。風雨の浸食を受けて、彫銘の文字は読み難いですが、塔身の周囲に「瑞渓院殿光室宗照大姉 元亀二未年十一月二十日卒 小田原北条家三代氏康公廉中」の文字があります。

概説

北条氏康の夫人瑞渓院の父は、駿河国領主今川氏親。母は京都の公卿中御門大納言宣胤の息女で、氏親の正室でした。また、今川義元は、夫人の実弟です。

夫人は才色兼備で、天文4年(1535)氏康に嫁ぎ、元亀2年(1571)に死去するまでの、約35年間内助の功績が大きく、氏康を助けました。

また、子福者で、今川記に特筆されているように、氏政・氏照ら7人の男子と5人の女子を生みました。夫人は、この大勢の子女育成のため、家庭教育には特に力を注いだので、いずれも立派な人物になりました。

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