史跡 ・明治天皇本町行在所跡(旧片岡本陣跡)
指定種別
市指定史跡
指定年月日
昭和32年3月30日
所在地
本町3−12−3
所有者
小田原市
内容
正碑
は自然石の台石の上に高さ2mの砲弾形自然石が設置されています。碑文は平沼騏一郎の筆跡で「明治天皇聖蹟」と刻まれています。
副碑には由来が刻まれています。
指定理由
明治天皇本町行在所跡は、明治天皇が宿泊した片岡本陣のあった場所で、この事蹟を記念し、本陣跡の土地の一部59.5m2を整備した上、石碑が建てられました。
明治天皇がこの場所に宿泊したのは、明治11年、北陸・東海御巡幸の際、11月7日のことでした。
明治天皇聖跡小田原保存会は、この土地を買収して、昭和14年2月に整備工事を着手、昭和14年10月に碑文の除幕を行い、昭和15年10月に落成しました。
なお、万延元年(1860)に片岡家に生まれた片岡永左衛門は、明治時代に小田原町の助役を務め、「明治小田原町誌」を執筆するなど、小田原の近代史研究に大きな功績のあった人物です。