史跡 ・明治天皇宮ノ前行在所跡(旧清水金左衛門本陣跡)
明治天皇宮ノ前行在所跡(旧清水金左衛門本陣跡)(市指定 昭和32年3月30日)
所有
小田原市
所在
本町3−5−5
形状
明治天皇宮ノ前行在所跡は、明治天皇が宿泊した清水金左衛門本陣のあった場所で、この事蹟を記念し、本陣跡の土地365.92m2を整備した上、石碑が建てられました。
正碑は高さ2.73mの小松石の総磨で、碑面「明治天皇小田原行在所址」と刻んであります。
副碑は小松自然石で、明治天皇が宿泊した由来が刻まれ、事業碑は本小松石で明治天皇聖跡小田原保存会の事業が刻んであります。
概説
この場所は、小田原宿に4軒あった本陣のうちの筆頭、清水金左衛門本陣跡です。清水金左衛門家は江戸時代に町年寄も勤め、宿場町全体の掌握を行っていました。本陣の敷地面積は、およそ240坪で、大名、宮家などの宿泊にあてられました。
明治天皇が宿泊したのは、明治元年(1868)10月8日の御東行の際を初めとして5回を数えます。明治天皇聖跡保存会は、この土地を買収して、昭和15年2月に整備工事を着手し、昭和15年10月に落成しました。