天然記念物 ・廣済寺のカキ
廣済寺のカキ(市指定 昭和63年11月1日)
【所有】 中村原691 廣済寺
【所在】 中村原691 廣済寺
【樹名】 カキ(かきのき科)
【概説】
カキは、日本の西南部の山中に自生しますが、広く栽培されている落葉の高木です。
この木は、廣済寺の山門付近に生育し、カキノキとしては、稀にみる大木であり、長い年月を耐え抜いてきた老木です。果実は、径5cm程度の大きさの甘柿で、品種は「とやま」と呼ばれています。樹齢は300年を経ているものと推定されます。
主幹は、地上4mのところから太い枝を数本出し、それから枝葉を伸ばして樹形を整えています。この主幹は、根本から数mのところまで、一部を残して丸木舟のように空洞化しています。これは、廣済寺が寛政8年(1796)に火災で焼失した折、カキノキも火にあおられて焼損してしまったために、このような姿になったと伝えられています。
項目 |
目通り幹囲 |
株元周囲 |
樹高 |
枝張り状況 |
計測値 |
2.0m |
約2.8m |
約8.5m |
東西7.5m |
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717