考古資料・千代南原遺跡第Ⅳ地点1号土坑出土鍛冶関係遺物

(ちよみなみばらいせきだい4ちてん1ごうどこうしゅつどかじかんけいいぶつ)

千代南原遺跡第Ⅳ地点1号土坑出土鍛冶関係遺物
市指定 平成18年12月27日
指定名称 千代南原遺跡第Ⅳ地点1号土坑出土鍛冶関係遺物
所有 小田原市
所在 小田原市郷土文化館
数量 15点
内容 鉄滓2点、羽口13点 計15点
年代:古墳時代前期(3世紀後半)

概要

千代南原遺跡第Ⅳ地点1号土坑から出土した鉄滓(椀型鍛冶滓(わんがたかじさい))や羽口は、鍛冶が行われていたことを示す資料であることから鍛冶関係遺物と呼ばれます。これらの鍛冶関係遺物は、3世紀後半の古墳時代前期初頭に位置付けられます。椀型鍛冶滓は精錬(せいれん)・鍛錬(たんれん)を行う炉(ろ)の底にたまった不純物の塊であるかす、羽口は炉に空気を送り込む装置(ふいご)の送風管先端の部分にあたります。
本資料は、東日本における高温鍛冶技術の存在を示す最も古い段階のものです。楕円形に復元される羽口を用いる鍛冶技術は、同時期の福岡県福岡市博多遺跡の鍛冶技術に系譜をたどることができ、高度な鍛冶技術が短期間のうちに東日本に伝わったものとして評価されています。
この時代においては、鍛冶技術は地域の首長(しゅちょう、地域を統率する有力者)と密接に結びついていたと考えられており、これらの遺物が東海系土器群とともに出土したことは、東日本における古墳出現期の社会変化を理解する上で重要です。

参考資料

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文化部:文化財課 文化財係

電話番号:0465-33-1717

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