考古資料・千代寺院跡出土瓦
(ちよじいんあとしゅつどかわら)
| 指定名称 | 千代寺院跡出土瓦 |
|---|---|
| 所有 | 小田原市、個人 |
| 所在 | 小田原市郷土文化館 |
| 数量 | 16点 |
| 内容 | 軒丸瓦5点、軒平瓦4点、鬼瓦1点、文字瓦2点、せん1点、 平瓦1点、丸瓦1点、瓦塔1点 計16点 |
概要
奈良時代に創建された千代寺院跡(千代廃寺(ちよはいじ))から出土した瓦です。
重圏文(じゅうけんもん)や複弁蓮華文(ふくべんれんげもん)の軒丸瓦、葡萄唐草文(ぶどうからくさもん)や重孤文(じゅうこもん)の軒平瓦、鬼瓦、文字瓦などがあります。このうち、鬼瓦は武蔵国分寺に使われたものと同じ型で製作されたものであることが知られています。また、文字瓦は「石田一斗加沙八升(いしだいっとかしゃはっしょう)」と焼成前にへら書きされていますが、これは瓦をつくるための粘土に加える砂の量を記したものとして知られています。
これらの瓦のうち、8世紀の初めに寺院が創建された際には松田町のからさわ瓦窯(がよう)で製作された瓦が用いられ、9世紀後半の再建期には単弁蓮華文軒丸瓦は武蔵国の御殿山(ごてんやま)瓦窯(東京都八王子市)の製品が用いられていることが判明しています。これらのことから、本資料は関東地方の古代瓦の生産と流通を考える上で重要であります。
参考資料
小田原の遺跡探訪シリーズ 第3号 千代遺跡群 -千代台地にひろがる原始・古代の遺跡- PDF形式 :6MB
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この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課 文化財係
電話番号:0465-33-1717