考古資料・中里遺跡の弥生時代中期出土品 141点
(なかざといせきのやよいじだいちゅうきしゅつどひん)
指定名称 | 小田原市中里遺跡の弥生時代中期出土品 |
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所在 | 小田原市郷土文化館ほか |
内容 | 土器66点、石器61点、木製品8点、土製品4点、石製品1点、骨角製品1点 |
概説
中里遺跡は、足柄平野(あしがらへいや)南東部の酒匂川(さかわがわ)左岸の微高地(びこうち)上に位置しています。
弥生時代中期中葉における東日本最大級の規模を誇る集落で、墓域や生産域(水田とみられます)を伴うことで、全国的に注目されました。
出土した土器は、地元で作られた土器のほかに、近畿地方、東海地方、中部高地、北陸地方、関東地方北部、東北地方南部など遠隔地の土器が認められることが大きな特徴です。
また石器は、弥生時代に特徴的な「大陸系磨製石斧(たいりくけいませいせきふ)」を伴い、製作途中の石斧や、石斧を製作していたことの証となる敲石(たたきいし)などの石器も出土しています。
なお、鍬(くわ)や機織具(はたおりぐ)などの木製品は、関東では最古級の資料です。
このように、中里遺跡の出土品は、関東地方における稲作農耕社会への転換期の様相を解明する上で、極めて重要な資料と評価されています。
弥生時代中期中葉における東日本最大級の規模を誇る集落で、墓域や生産域(水田とみられます)を伴うことで、全国的に注目されました。
出土した土器は、地元で作られた土器のほかに、近畿地方、東海地方、中部高地、北陸地方、関東地方北部、東北地方南部など遠隔地の土器が認められることが大きな特徴です。
また石器は、弥生時代に特徴的な「大陸系磨製石斧(たいりくけいませいせきふ)」を伴い、製作途中の石斧や、石斧を製作していたことの証となる敲石(たたきいし)などの石器も出土しています。
なお、鍬(くわ)や機織具(はたおりぐ)などの木製品は、関東では最古級の資料です。
このように、中里遺跡の出土品は、関東地方における稲作農耕社会への転換期の様相を解明する上で、極めて重要な資料と評価されています。
アクセス
鉄道 | JR鴨宮駅から徒歩16分 |
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バス | 小田原駅東口から 「ダイナシティ行」乗車 「ダイナシティ」下車徒歩1分 JR鴨宮駅から 「ダイナシティ行」または「矢作・ダイナシティ経由 国府津駅行」乗車 「ダイナシティ」下車徒歩1分 小田急栢山駅から 「ダイナシティ経由 コロナワールド行」乗車 「ダイナシティ」下車徒歩1分 |
地図
参考資料

小田原の遺跡探訪シリーズ 第12号 中里遺跡 -東日本最大・最古級の弥生集落- PDF形式 :4.7MB
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この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課 埋蔵文化財係
電話番号:0465-33-1715