考古資料・千代南原遺跡第Ⅶ地点出土の木簡
(ちよみなみばらいせきだい7ちてんしゅつどのもっかん)2点
概説
これらの木簡は、千代南原遺跡第Ⅶ地点C地区の古墳時代後期から奈良時代にかけての遺物包含層から出土したものです。
この2点の木簡は、寺院における米の出納管理や物資運搬などの活動を示す内容が記載されたものと考えられます。また、共伴した出土遺物の年代及び延暦19年(800)の富士山噴火に伴う火山灰より下層から出土していることなどから、8世紀代の木簡と推定されています。出土地点が千代寺院跡(千代廃寺)の想定伽藍配置の周辺に位置し、木簡と寺院の年代も一致することから、千代寺院跡で使用、保管されるなどした後に廃棄されたものと考えられます。
古代の木簡としては神奈川県内で5遺跡目の出土事例であることや、近年当時の寺院が寺の水田(寺田)を利用した農業経営を行っていたことが注目されていることなどから、寺院の経済的側面を理解する上でも重要な資料といえます。
古代の木簡としては神奈川県内で5遺跡目の出土事例であることや、近年当時の寺院が寺の水田(寺田)を利用した農業経営を行っていたことが注目されていることなどから、寺院の経済的側面を理解する上でも重要な資料といえます。
参考資料
小田原の遺跡探訪シリーズ 第3号 千代遺跡群 -千代台地にひろがる原始・古代の遺跡- PDF形式 :6MB
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この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課 埋蔵文化財係
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