3月は「自殺対策強化月間」です

日本の自殺者数は、平成10年以降急増し、3万人を超える水準で推移していました。

そこで、この自殺問題への対策として、平成18年6月に「自殺対策基本法」が成立し、さらに平成19年6月には「自殺総合対策大綱」が策定され、社会的な取り組みとして自殺防止対策が推進された結果、平成23年以降自殺者数の減少傾向が続いています。しかし、未だに自殺者数は毎年2万人を超える水準であり、依然として深刻な状況にあります。また、自殺者数はその10倍になると考えられています。そのため、例年、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、全国的に「生きる支援」として重点的な広報啓発活動等の施策が展開されています。

 

小田原市では、一人ひとりがいきいきと輝いて暮らすことのできる社会を目指して、平成21年度より、普及啓発事業(街頭キャンペーンやパネル展示等)や人材育成のための講演会などを行っています。 

小田原市の自殺者の状況

小田原市では、毎年約30人の尊い命が自殺によって失われている状況です。

あなたに知ってほしい 自殺予防のこと

自殺は、ひとつの理由や原因で生じるものではなく、その背景には健康問題、過重な労働環境やリストラなどの仕事上の問題、多重債務などの経済問題などいくつものきっかけが複雑に絡み合って起こるといわれています。

揺れ動くこころ

自殺に傾く人は、こころの病の影響もあり気持ちの余裕がなくなっていて、視野が非常に狭くなっています。その結果、自殺をすることが唯一の解決方法だと思い込んでしまうのです。しかし、本当は、多くの人が、「死にたい」ではなく、困難な問題や苦痛から「抜けだしたい」、「そのことを終わらせたい」と考えています。実際には、「生きること」と「自殺をすること」の間で常に揺れています。そして、何らかの方法で助けを求めるシグナルを出しているのです。そのシグナルを何とかキャッチして、自殺予防につなげていきたいものです。

自殺の3つの基本認識

  • 自殺は、その多くが防ぐことのできる社会的な問題
  • 自殺は追い込まれた末の死
  • 自殺を考えている人は悩みながらもサインを発している

かけがえのない命を守るために、一人ひとりができること

  • 声をかける  
  • 耳を傾ける
  • 相談する
  • 寄り添う

一人で悩まないで

一人で抱えきれない悩みや苦しみ・・・ 話をしてみることで新たな道を見つけることができることもあります。

身近に悩み苦しんでいる人はいませんか? あなたの「気づき」と「受け止め」が、自殺を思いとどめることにもつながります。

   

悩みや苦しみ、不安を感じたら、一人で悩まずご相談ください。   

自殺対策パネル展示

期間

令和4年3月7日(月)から18日(金)

場所

小田原市役所2階 市民ロビー

内容

・自殺の現状やこころの健康に関するパネル展示

・相談窓口のご案内、こころの健康に関する各種パンフレットの配布

ブックキャンペーン

期間 令和4年3月1日(火)から3月27日(日)
場所 中央図書館(かもめ)
内容 自殺に関連する図書の紹介(性的マイノリティや自死遺族支援に関するものも含みます)

この情報に関するお問い合わせ先

福祉健康部:健康づくり課(保健センター) 成人保健係

電話番号:0465-47-4723

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