市長の日記

市長の日記

2025年07月10日(木)

山王川改修100年 ほか

 7月も中旬に入り、連日熱中症警戒アラートが出るような夏本番の暑さなのですが、なかなか梅雨明け宣言は出ません。ここしばらくは降雨量が極めて少なく、畑はカラカラ。各地で農産物への影響が出始めており、この先が思いやられます。

 7日、一般社団法人MilkyWayの皆さんがご来室。専門知識をもつ様々な職種の人たちが力を合わせ、ケアする人たちを支援する「ケアラー支援」に取り組む団体で、おだわらSDGsパートナーにも登録されており、昨年春から「ケアラーズカフェLuana」を毎月開催するなど、地道な活動をされています。8月17日に、ヤングケアラーと保護猫の物語を描いた映画「猫と私と、もう1人のネコ」の上映会を開催予定で、そのご案内を頂きました。市としても後援しており、多くの方々にご覧頂きたいと思います。
 8日、山王川改修工事完成百年記念銘板の除幕式が、山王川に架かる竹橋にて行われました。山王川久野川は、関東大震災以前は蛇行しており、大雨のたびに氾濫を繰り返し流域住民を困窮させていました。こうした状況に対し、震災後の1924年に沿川関係地区の住民で耕地整理組合が組織され、農地を整備すると共に、河口から星山橋までの約4㎞を直線にする改修工事が行われ、護岸強化と花見を目的に両岸へ桜も植樹。工事が完成した1925年7月10日から百周年を迎えたことを記念し、この日の銘板設置となったものです。
 今回の発案は、郷土史に詳しい石井啓文さんからの提案を、兄である石井明さんが受け止め、市に多額のご寄付を頂いたことで実現。8日には啓文さんからの詳しいお話もあり、改めて先人たちの努力に思いを致しました。除幕式には沿岸の自治会連合会長さん、現在護岸の改修工事を進める神奈川県小田原土木センター所長、そして近隣の町田小学校の児童の皆さんも参加。よく晴れた暑い日でしたが、皆で除幕を行い、真新しい銘板の設置を喜びました。
 午後には、今年度第1回目となる総合教育会議を開催。市長が主宰し、教育長はじめ、4人の教育委員さんと市の教育行政にまつわる諸課題や望ましい教育の在り方などについて意見交換を行う場です。今回は、小田原市の「支援教育」の現状と今後について、教育委員会からの現状報告を踏まえ、各委員から様々な意見と提案が出されました。特に、「インクルーシブ」の在り方、学校卒業後の社会での受け皿との連携などについて、活発な意見が出されました。
 夜は、「市民と市長との地域活動懇談会」を新玉地区にて開催。新玉小学校内に設けられた、地域の皆さん方の活動スペース「浜の風」にて、活発な意見交換が行われました。ペット防災、神輿や山車の保存、広域避難所開設に関する課題、要配慮者対応の役割分担など。新玉地区のまちづくり委員会では3つの分科会で意欲的に活動を展開されており、子育て支援の「おひさま広場」や住民交流の「よってこ新玉」などの定期開催、夏休み毎朝のラジオ体操、そしてこの12日には「多世代交流広場」がスタート。住民の皆さんの前向きな活動を、とても心強く感じました。

2025/07/10 09:55 | 未分類

 

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