10日から降り始めた雨は午後になって激しさを増し、夕刻に大雨警報発表。強雨をもたらす雨雲が断続的にかかり、その後土砂災害警戒情報レベル4が発表、避難所開設などの準備を整えました。雨脚は弱まりつつありましたが、土中の水分が高い状態が続いたため、警報は解除に至らず、最終的に12日の夜明け頃に解除となりました。九州地方での豪雨被害の報道に心を痛めていますが、市内から被害の報告等はほぼ無く、安堵しています。この雨で、雑草さえも枯れるほど乾いた状態だった野山は、一息ついたことでしょう。気温がだいぶ下がり、昨夜は虫の声も聞こえるなど、季節の変わり目を感じなくもないですが、今日以降はまた暑さがぶり返すようです。お盆に入り、我が家でも仏壇前に灯籠を出しました。
チュラビスタ市から派遣され小田原市内などで交流プログラムに参加していた青年たちが12日に帰国することから、11日夕刻にさよならパーティを開催。私も短時間でしたが顔を出し、派遣生たちと歓談。10日ほどの滞在で、小田原からの派遣生たちともすっかり打ち解け、交流事業も大変有意義だったようです。市長および議長から派遣生たちに記念品を手渡し、今回の交流で育った絆を活かして、両国および両市の友好の架け橋になってほしいとメッセージを伝えました。12日、チュラビスタからの派遣生の帰国に合わせ、小田原からの派遣生も渡米、今日からはチュラビスタ市においての交流事業が始まります。

12日、庁内では今後の大きな方針策定に関わる重要なミーティングが複数。お盆を挟んで、こうした重要案件の進め方について、しっかりとイメージを固めていきたいと考えています。
午後、広域農道小田原湯河原線の建設推進に関する協議会が、隣接の県西総合センターにて開催。小田原市長が会長を務める当協議会にて、各種議案の承認ののち、広域農道整備事業の進捗について県担当部局から報告がありました。早川から根府川を経由し、真鶴・湯河原へと至る道は、海沿いの国道135号を主軸に、併走する県道と市道が機能を補っています。この路線は、荒天時の高潮や土砂災害で度々通行止めとなるほか、週末には観光需要による大渋滞があり、積年の課題となっています。一方、沿線には相模湾に面し景観良好な農地が拡がり、観光地も多く、適切な道路整備の必要性はたいへん高いものがあります。農道としてのみならず、災害時に海沿いルートを補完する道としても、また観光シーズンの迂回路としても、大きな役割が期待されています。
現在、まずは早川から根府川までを開通させるべく、固い岩盤で難工事を強いられている石橋~米神の整備事業が精力的に進められています。これが完了すると、早ければ令和9年度に道路としての形ができあがり、その後、付帯設備などの整備を経て通行が出来るようになるとのこと。工事の順調な進捗を願います。
夜は、「市民と市長との地域活動懇談会」が豊川地区にて開かれました。3つの分科会を持ち、それぞれ活発な活動を展開している豊川地区。中でも、文化歴史・教育分科会では、豊川地区の歴史や、祭礼、道祖神など、郷土を学び伝えるための冊子が既に4冊も刊行され、地域内で共有されているなど、他地区にはない素晴らしい活動も。一方、長年地域の皆さんに愛され使われてきた市民集会施設が閉鎖となることから、ご不自由をおかけしていることを私から改めてお詫び申し上げました。