今日は夜明け前から雨。まとまった雨量となりそうで、野山も一息つけることでしょう。市議会では本日、令和6年度の決算審査に関する総括質疑が行われます。
28日、朝から3カ所の健民祭へ。地域でのスポーツが盛んな国府津では、国府津中学校のブラスバンド演奏が流れる中での入場行進から始まり、地区対抗競技が数多く組まれた、お昼を挟んでの終日のプログラムで、コロナ前と変わらぬ本格的な健民祭。芦子地区では、半日開催となっていますが、5地区対抗で競技種目も多く、多世代が参加して盛り上がっていました。小田原駅周辺の商業地域を多く含む緑地区では、事業者や商店主の皆さんの参加も多く、競技を通じてコミュニケーションを深めておられました。それぞれの地域に特色があり工夫が凝らされています。
国府津地区 健民祭にて
午後から、HaRuNeへ。前日はおだわらSDGsデイが開催された「うめまる広場」、この日は「認知症をにんちしよう会」の「秋のイベント2025」で賑わっていました。小田原医師会・歯科医師会・薬剤師会をはじめ、県西地域の医療・介護・福祉関係の諸団体の皆さんが一堂に会し、ワークショップや相談ブース、脳年齢測定や体組成計測定、関連商品の物販の他、合唱、ダンス、大喜利など、盛りだくさん。オレンジ色のTシャツ姿の皆さんの周りで、たくさんの笑顔がありました。
城山陸上競技場では、ラグビーの関東大学リーグ戦の一環で、立正大学vs流通経済大学の試合が行われており、小田原市ラグビーフットボール協会の髙橋会長と一緒に観戦。目の前での観戦は、やはり迫力があります。前日には東海大学vs法政大学、11月15日には東海大学vs大東文化大学、16日には流通経済大学vs東洋大学と、この秋に4試合が行われる予定。関東大学のリーグ戦の会場として、また神奈川県内の高校ラグビーの会場として、このところすっかり定着し、小田原でもラグビー観戦の機会がぐっと増えています。この日は、西湘高校ラグビー部が会場準備などにボランティアで協力してくれていました。地域を挙げて、ラグビー熱を盛り上げていきたいと思います。
日が暮れてから、下曽我の宗我神社へ。神社の祭礼に併せて行われた、神社境内の舞台での奉納演芸会を訪ねました。地元の皆さんによる舞踊やダンスの披露が続く中、今回訪問のお目当ては、地域の児童たちによる劇「曽我兄弟物語」の鑑賞でした。
日本三大仇討ちとされ歌舞伎の演目としても有名な曽我物語を、地元の皆さんが村歌舞伎のように仕立て、この宗我神社の境内で演じてはと、以前より地元の皆さんに勧めていました。お手本としてイメージしていたのは、長野県大鹿村の村歌舞伎。以前、原田芳雄が主演した映画「大鹿村騒動記」で詳しく描かれています。下曽我では、小学校の児童たちによる劇作りが10年以上前から始まっており、年々道具や衣装も充実し、近年は児童たちも演じるのを楽しみにしていると訊いていました。この日、地域の大勢の皆さんが見守る中、児童たちの熱演は素晴らしかった。ぜひ、無形文化財級の村歌舞伎を目指し、更に発展していってほしいと願います。