
小田原市曽比在住の女流画家豊島シズ枝さんが、「絵を身近に感じてもらいたい」との思いにより、2018年3月から自宅にあるギャラリーで個展を開かれています。
開催日:毎月1日〜10日
時 間:午前10時〜午後6時
入場料:無料
4回目になる6月ギャラリーを訪れてみました。
作品はサムホールから50号の大小合わせた30点ほどでした。
■豊島シズ枝さん(95)は国展新人賞、近代美術奨励賞等の数々の功績を残してきたほか、小田原の女流画家の育成に尽力したことなどが評価され、市民功労賞を受賞されました。
作風の裸婦のどっしりとした描き方は綺麗で特徴的です。
画伯は人物を描くうえでは、人間のデッサンが絵にとってとても必要なものと話されました。「人間は百人百様だからモデルのデッサンをして、この首はどこから生えているのか?腕はどうなっているのか?そういうことを研究することだ」ということでした。
モデルさんの美しい線をみつけることが、勉強なのだそうで、裸婦をデッサンして70年、裸婦は生涯のモチーフになるそうです。
展示すべての作品にコメントを書かれていました。心に残り、ここにご紹介させていただきます。
絵は毎月入れ替えるそうです。
自由に観ることができる絵に出会え、美しいものに浸ることができます。
2〜3回訪れた後に感じたのは、❝芸術がちょっとだけ読み取れるようになっているような感覚❞でした。次回の展覧が楽しみになる、また訪れたい!と思う感動を覚えるギャラリーでした。(MOKO:記)