
近所でこのような商品が販売されているのを発見したので購入しました。
「ランチパック ハンバーグ(小田原産下中たまねぎ入りソース使用)」です。
ご存知の方も多いと思いますが、「ランチパック」と言えば山崎製パン株式会社さんの大人気菓子・総菜パン。様々な企業やご当地食材とのコラボレーションを行っていることでも知られていますが、調べによりますと今回は小田急電鉄株式会社さんとの共同企画で、そこにJAかながわ西湘さんが素材を提供された、とのことです。
そして今回使用されている小田原産の食材は「下中たまねぎ」。小田原の有名な地元食材と言えば鯵や梅などの名前がよく挙がりますが、下中たまねぎも、地元の特色を活かした特産品なのです。なんとこの度は、この下中たまねぎについて、小田原市経済部農政課の小泉さんにお話を伺うことができました。
お話によると、下中たまねぎは、主に小田原市東部、お隣の二宮町との境に位置する下中地区で生産されていて、そのルーツは大正時代までさかのぼることができるそうです。さらに県内で生産される玉ねぎの20〜25パーセントが小田原産であるのだとか。JA神奈川県中央会に事務局を置く、かながわブランド振興協議会さんにより「かながわブランド」に認定されたれっきとしたブランドたまねぎで、その品質は保証済みです。
肝心の味の方はというと辛みが少なく、甘みが強い濃い味が特徴です。下中地区は粘土質の湿った土で、前方に相模湾、後方を山に囲まれているため、潮風が吹き付け昼夜の温暖差も激しくこういった味になるのだとか。また、同地区で多数飼育されている乳牛の糞を肥料として使用しているため、多量の有機成分を含んでいることも甘さの理由だそうです。
今回、ご協力いただいた農政課の小泉さんからは「普通の玉ねぎとは別物。聞いただけでは伝わらないおいしさがあるので、ぜひ食べてほしい。」と、コメントをいただきました。どのような味がするのかは実際に食べてみないと分からないと思うので、少しでも興味の湧いた方はこの機会に食べてみてください。