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2021年04月12日(月)

ありがとう市民会館まつり - 2 「ミニコンサート」

写真1:ミニコンサートのチラシ写真1:ミニコンサートのチラシ 3月24日から28日まで、7月末に閉館する小田原市民会館59年の歴史に感謝する「ありがとう市民会館まつり」が開催されました。小田原市かもめ図書館を拠点に活動してきた「かもめコンサート実行委員会」も、小ホールで第十回記念コンサートや大ホールで石井歡先生没後10年記念コンサートなどを市民会館で開催してきました。それらの活動の場への感謝の気持ちを形にするため、3月27日土曜日に市民会館小ホールでミニコンサートを企画しました。出演者は、ピアノ演奏の園田紘子さんとホルン奏者の都築紘子さんの「ダブル紘子」さんです(写真1)。

 小ホールに置かれているピアノは、市民から寄贈されたオーストリアのベーゼンドルファー社のアップライトピアノです。余り弾き込まれてこなかったこともあり、4日前にピアノ調律が入念に行われました。3日前にリハーサルを行った後、ミニコンサートが開催されました。1時半と3時からの2回公演でした。コロナ禍の中での開催ですので、コロナ対策として座席数を30席に絞り、椅子の間隔も空けました。使用前には消毒液で拭き掃除を行い、会場の扉も開放のままにしました。

写真2:絵画に囲まれてコンサート写真2:絵画に囲まれてコンサート 小ホールでは、「みんなの市民会館思い出展」の一環として、「西相美術協会」による「ありがとう市民会館美術展」が開催されていました。西相美術協会は毎年、小ホールも会場にして「西相展」を開催してきましたが、昨年はコロナ禍で開催されませんでした。そのため、思い出展として開催が企画されました。コンサートはこの美術展の会場で行われました。彫塑が展示されていましたが、それを事前に横へ移動して空間を作りました。壁に掛かっている絵画はそのままです。まさしく、美術作品と音楽のコラボレーションとなったのです(写真2)。会場は満席となり、立ち見のお客様もいらっしゃいました。

写真3:園田紘子さん写真3:園田紘子さん 色鮮やかな絵画に囲まれて演奏されるコンサートには、コンサートホールとは異なった独特の雰囲気がありました(写真3)。演奏に先立ち、園田さんから市民会館への想いが述べられました。プログラムはホルンとピアノでサン=サーンス作曲の「白鳥」から始まり、都築紘子さんのホルンの重厚で華やかな音色が小ホールに響き渡りました。続いて、園田紘子さんのピアノソロで、モーツァルトの「トルコ行進曲」です。園田さんに導かれたベーゼンドルファーの音の世界に惹き込まれてしまいました。

写真4:都築紘子さん写真4:都築紘子さん 次にお二人でウェルナーの「野バラ」、それに続いて、ピアノソロで松任谷由実の「春よ、来い」の日本の名曲が演奏されました。そして、昨年爆発的ヒットを記録した映画「鬼滅の刃」から梶浦由記さんの「炎」がお二人で演奏されました。最後は、園田さんによるピアノの名曲ショパンの「幻想即興曲作品66」が演奏されると、アートに囲まれたまさしく幻想世界へと導かれていく想いを感じました。

写真5:ラデッキー行進曲で客席も手拍子写真5:ラデッキー行進曲で客席も手拍子 あっと云う間に30分が過ぎて終演となりましたが、恒例のアンコールが用意されていました。アンコール曲は、ヨハン・シュトラウス作曲の「ラデッキー行進曲」です。この曲は、ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートのアンコール曲としても有名です。このコンサートでも都築さんから「新しいホールに引き継いでいくように、明るく手拍子をお願いします」と促され、演奏に合わせて手拍子が湧き上がり、奏者と客席が一体となった演奏が繰り広げられました(写真5)。

 30分公演を2回開催したミニコンサートでしたが、新しく開館する三の丸ホールでも、このような気軽に音楽が楽しめるように様々な場所でミニコンサートが開かれて、市民が音楽を楽しむ機会が設けられることを期待したいと思います。
【深野彰 記】

2021/04/12 10:21 | 音楽


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