市長の日記

市長の日記

2025年01月30日(木)

ペットボトル水平リサイクル

 27日、「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定式」が行われました。
 この協定は、小田原市内の家庭で使用されたペットボトルを、2つの方法によってリサイクルし、リサイクル率の更なる向上を目指すものです。ふたつのリサイクル手法とは、ひとつが、回収したペットボトルを高温で溶かしてペット樹脂を再生する「メカニカルリサイクル(物理的再生法)」。もうひとつは、ペットボトルを分子レベルまで化学分解して不純物を取り除き新たな再生ペット樹脂とする「ケミカルリサイクル」。前者によって75~80%のリサイクルは可能ですが、そのプロセスで生じる残余物もケミカルリサイクルすることで、リサイクル率が5~10%上がります。これにより、「ボトルからボトルへ」の水平リサイクルのレベルが高まるものです。
 今回の協定締結に中心的な役割を果たしたのが、アサヒ飲料株式会社さん。メカニカルリサイクルを手掛けるのが遠東石塚グリーンペット株式会社さん、そしてケミカルリサイクルを担うのがペットリファインテクノロジー株式会社さん。これに、小田原市が加わって4社での協定となりました。

 本市では廃棄物を出さない「ゼロエミッション」社会を目指して取り組みを進めていきますが、今回の協定はその推進における具体的なアクションでもあります。小田原市のごみの総量は減り続けていますが、ペットボトルの排出量は増加しており、これまで取り組んできたペットボトルの回収・再生の取り組みに加え、今回の協定により持続可能な循環型社会の実現に大きく寄与することが期待されます。大事なことは、ペットボトルがそのように再生可能であり、ペットボトルを資源として生かしていくのだという、生活者・消費者の意識が高まり、再生可能な状態(きれいな状態)で資源回収がされるよう協力して頂くこと。こうした啓発活動もしっかり行っていきます。

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2025/01/30 09:07 | 未分類

2025年01月29日(水)

山王地区の餅つき大会 ほか

 26日、穏やかな冬晴れの中、山王神社にて「新春餅つき大会」が行われました。主催は、このたび新たに立ち上げられた「(仮称)山王地区青年会」の皆さん。他の地区と同様に、山王地区でも高齢化が進み、自治会など地域活動の担い手が不足、子ども会も縮小傾向にある中、地区の体育振興会、神輿会、PTA役員等経験のある女性たちの会など、有志の皆さんが集まって、この青年会を立ち上げられたのでした。この設立に中心的に関わった岡本光弘さんいわく、「私たちも40代50代なので若くはないですが、地域活動の衰退に歯止めがかかれば、との思いで企画しました」とのこと。自治会からも協力を得て、開催の運びとなったものです。
 開始時刻である11時前に山王神社に伺うと、餅つきの準備は万端。境内には、青年会の皆さんが用意した大きなつみれ汁の鍋、振る舞いの甘酒、搗きたてのお餅、そして手作りの射的コーナーなどが並び、すでに親子連れの行列ができていました。その後も人はどんどん増え、30分も経たぬうちに境内はたいへんな賑わい。私もひと臼搗かせていただきましたが、子どもたちも列をなし小さな杵で順番に餅つきを体験。子どもたちと一緒に来た若いお父さんやお母さんたちも、一緒に楽しんでおられました。
 地域の活動がともすれば弱まり人が集う機会が減る中、地域の青年層によるこうした企画は、本当に貴重。人が集い、賑わい、楽しみ、そして交流する、こうした場があれば、地域コミュニティの絆はきっと保っていくことができる。そう思わせてくれた山王地区の青年会の活動でした。すでに、万年、酒匂12区、30区など他の地区でも、こうした活動は始まっています。小田原の地域を未来に繋げていく大事な活動として、地区間の交流や、活動内容の共有、取り組みの拡大などが進んでいくよう、市としても伴走していきたいと思います。

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2025/01/29 10:47 | 未分類

2025年01月28日(火)

つながるマルシェ、国際シンポジウム ほか

 先週23日、湘南生活クラブ生協小田原センターの皆さんが来室。3月1日に予定されている「おだわらつながるマルシェ」開催のご案内を頂きました。食、生活、教育、環境など、生活クラブ生協の皆さんが取り組んでこられた活動が、多数のブース出店によって可視化され、様々な出会いと交流の場となります。小田原市政として進めていきたい政策領域、そこに込めたまちづくりへの思いと、このマルシェの発想や企画は、とても親和性が高く、たいへん嬉しく感じます。会場は市役所の前庭、10時~15時の開催。多くの市民の皆さんに足を運んでいただきたい企画です。

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2025/01/28 11:52 | 未分類

2025年01月24日(金)

モルディブとブータン

 先日、小田原市に駐日モルディブ共和国大使館から臨時代理大使のシャフラズ・ラシードさんがお越しになられました。ご来訪の趣旨としては、小田原市とモルディブの間で、環境などをテーマにした交流を進めていきたいとのご提案でした。
 私の前の任期中、当時のモルディブ大統領が日本に初来日するにあたり、東京近郊の都市を訪ね日本のまちや文化に触れたいとの依頼が外務省にあり、小田原に白羽の矢が立ちました。結局、大統領の日程調整ができず来訪は叶わなかったのですが、そのお詫びにと当時の日本大使が市長室にお越しいただいたことがキッカケとなり、小田原とモルディブの交流が始まりました。東京五輪の際には、モルディブ代表の選手の準備合宿などの受け入れを行い、前後して大統領の小田原訪問も実現、水産分野や環境分野での交流を進めていこうとの話まで進んでいました。今回のご来訪は、2025年が独立60周年でもあり、これまでのご提案を少し踏み込んで前に進めたいとのご意向でした。
 モルディブが直面する最大かつ喫緊の課題は、海水面の上昇に伴う国土水没の危機です。1,200ほどの島々からなる国土の平均標高は、わずか1.5m。ここ数年だけを見ても、陸地が減少し、頂いた資料からは、かつて海浜の近くにあったわずかな森林も姿を消しています。地球温暖化の影響が、国の存亡、住民の生きる場の喪失という形で表れている、その最前線にモルディブはあります。私たち日本人が、意識はしていても切実な実感を持てていない気候変動を、モルディブとの交流から我がこととして感じることができるのではないかと考えています。明日、三の丸ホールにて行われる国際シンポジウムにて、ラシードさんも登壇され、私もパネリストとして参加します。

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2025/01/24 12:21 | 未分類

2025年01月23日(木)

エネルギー自給に向け、飯田さんと対談

 ここ最近、明け方の厳しい冷え込みが弱まり、日中の気温も高めになっていると感じます。中期予報によれば、ここから先は厳しい寒さはなく、春の気圧配置となっていくとのこと。この冬は雨が極端に少なかったのですが、梅の花も早まるのでしょうか。
 アメリカのトランプ大統領の暴走ぶりに、暗澹たる気持ちになっています。パリ協定からの離脱、化石燃料への回帰、WHOからの脱退、意に沿わない国への関税措置、性的マイノリティの存在否定、露骨な領土拡大野心、議事堂を占拠した暴徒への恩赦・・・。世界の良好な秩序、経済、そして健全な民主主義への影響が強く懸念されます。

 22日、朝一番で湘南ベルマーレの坂本社長がご来室。2月15日より始まる2025年のシーズン開幕を前に、今シーズンにおける飛躍と活躍に向け、チームの現状や目標などについてお話し下さりました。以前はJ1とJ2を行ったり来たりの数年がありましたが、昨シーズンを15位で終了。8シーズン連続のJ1リーグとなる今シーズンは中位以上を目指して「一戦必湘!」で戦うとのこと。ホームタウンとして、今年も市を挙げて応援していきたいと思います。

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2025/01/23 11:21 | 未分類

 

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