29 日午後、小田原短期大学で行われた、「おだたん人間成長講座」の講師として、 1 時間の講義を行わせて頂きました。
この春に入学された 1 年生全員を対象とした講義で、本市の教育委員をお務め頂いている吉田眞理学長から直々のご依頼を頂いたものです。お題は「社会の形成者としての市民の役割」。国際医療福祉大学や関東学院大学法学部でも講義をさせて頂く機会がありますが、小田原短期大学では過去にシンポジストとして登壇したことはあるものの、講義は初めて。同学の学生さんや先生方には、本市における子育て支援活動や食育の実践に日常的にたいへんご協力を頂いていること、また卒業生が市内で就職することも多いことから、準備には念を入れて臨みました。
内容としては、小田原市の概況、まちの特徴から始め、国内の地方都市が直面する課題、小田原での状況を伝えた上で、 2008 年の市長就任以降に取り組んだ総合計画や自治基本条例の市民参画による策定、小田原が直面していた各種地域課題の紹介、それらに対する市民協働での様々な取り組み、ここ数年の SDGs や地域循環共生圏などの潮流、おだわら市民学校などの新たなチャレンジなどを説明。最後に、これから学ぶ学生さんたちへの期待を込めたメッセージを送りました。
200 人ほどの学生さんたちは、熱心にメモを取りながら講義に耳を傾けてくれました。保育士や栄養士など、市民生活に密着した分野の仕事に就くであろう若者たち。 2 年間という短い学びの期間を大切に過ごし、しっかりと成長して頂きたいと願っています。