市長の日記

市長の日記

2024年11月15日(金)

下北線路街

 13日は、午前中に幾つかのミーティングを済ませた後、東京へ。複数の訪問・面談を巡りました。

 まずは、下北沢へ。小田急線の下北沢駅前後の線路が、地上から地下へと移設されたことにより生まれた広大な軌道敷の空間を、様々な施設やスペースを創出し繋ぐことによって、街に新たな活気や潤い、賑わいが創り出されています。構想から開発、その後の運営支援まで手掛けてこられた小田急電鉄の橋本さんに、その「下北線路街」を端から端までご案内頂きました。
 東端は東北沢駅、中央に下北沢駅、西端は世田谷代田駅。街に開かれた新しいタイプのホテル、個店が立体パズルのように組み立てられた商業ゾーン、ライブや演劇などができるカフェ、ミニシアターを併設した飲食施設、新たなチャレンジや個店の思いを応援する長屋、全国から高校生や大学生が集まる居住型教育施設、地域とのつながりを大切にする認可保育園、喧騒を離れ日々の疲れを癒す温泉旅館・・・。それらをつなぐ園路や空地を緑化し街に潤いをもたらす園芸チームの存在、歩道を整備した世田谷区とのコラボレーションなども大事な要素。何より、従来型のハコモノ発想ではなく、住民や事業者、若い世代が主体的にまちづくりに参画したり、新しいチャレンジを目指したり、出会い繋がり合うことで新たな取り組みが生まれたり・・・そうした動きを生み出す空間や仕組みを備えた街として、この広大な軌道敷全体をデザインし、その立ち上がりを実現してきた小田急さんの力量に、改めて感服致しました。
 訪問後、私と一緒に視察に参加した市都市部の職員らも交えて、小田原のまちづくりへのヒントなどについて意見交換。地域資源が極めて豊富ながら、まだそのポテンシャル発揮の余地が大きい小田原のまちの今後に、たくさんの示唆を頂きました。

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2024/11/15 11:33 | 未分類

2024年11月13日(水)

Lエール、防災訓練、スケッター ほか

 12日も終日様々な公務が続きました。  
 午前中は、「小田原Lエール」の認定式。市内で女性活躍を推進し女性が働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組む企業等を、一定の基準に基づき認定する本市独自の制度として、令和2年度に創設。毎年新たな認定と、取り組みのレベル向上に伴う更新認定を重ね、今年度まで105社が認定を受けるに至りました。この日、元気な女性たちが大勢集まった晴れやかな認定式となり、新規申請と更新申請の企業の皆さんに私から認定証を交付。皆さんの取り組みに敬意を表し、益々の女性活躍推進の取り組みをお願いしました。  

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2024/11/13 11:43 | 未分類

2024年11月12日(火)

市民と市長の懇談会、音楽フェスティバル ほか

 11日は午前中と夕方の2回、「市民と市長の懇談会」を開催させていただきました。
 午前中は「食育サポートメイト おだわら六彩会」の皆さん。市民の日常的な食生活がより健やかになるようにと、地元食材を使ったレシピの開発、料理教室の開催、食に関する出前講座などを手広く実施して頂いています。近年は、市が主催した「食育サポートメイト」を受講された皆さんが六彩会のメンバーとして活躍されています。この分野に関心を持たれる動機は様々ですが、やはりご家族の病気や健康管理に関心がある場合が多いようです。
 小田原の農産物や水産物を活用して頂きながら、各種料理教室は様々な対象向けに行われているほか、市内の保育園や高校などにも出向かれ、子どもたちに食の大切さについて呼びかけてもらっています。育ち盛りの子どもたちにとって食はきわめて重要な役割を果たすもの。今後も様々な皆さんに食の重要性を伝えて頂きたい等、私の思いをお伝えしました。

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2024/11/12 11:55 | 未分類

2024年11月11日(月)

SDGsパートナー交流会 ほか

 11月も中旬に入り、雨ごとに秋が深まる感じがしています。市役所隣のケヤキ通りも、徐々に緑から黄色へと葉色がうつろい、落ち葉の量も増えてきました。そろそろ落ち葉掻きの季節でしょうか。

 8日、市民交流センターUMECOにて「SDGsパートナー交流会」が開催されました。令和元年7月に小田原市がSDGs未来都市に認定されて以降、SDGsの達成に向けて志を共有する企業や諸団体の皆さんに「パートナー」として登録して頂いており、それぞれの事業領域や専門分野においてSDGsに貢献する活動が取り組まれています。令和元年度の制度スタート時には36者で始まったものが、直近では335者ものパートナーが登録されており、たいへん心強く感じています。  この日は、そうしたパートナーの皆さん同士が出会い、お互いの活動情報を共有することで、取り組みをさらに拡大もしくは深化させる機会になればと企画されたもので、前半はワークショップと活動報告、後半は懇親会を実施。会場のあちらこちらで会話や意見交換に花が咲き、パートナー間の交流が進んだのではないでしょうか。今後もより一層の交流につなげるべく、市として工夫していきたいと考えています。

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2024/11/11 11:39 | 未分類

2024年11月08日(金)

総合教育会議で給食を議論 ほか 

 小田原市内での災害発生時における各種復旧対応には、地域で事業を営んでおられる各分野の事業者の皆さんに多大なるご尽力を頂いています。6日、その中心的な団体である「小田原市防災協定団体協議会」の皆さんと今後の災害対応について意見交換を行いました。この団体は、土木建設、管工事、電気設備、測量、環境緑化、建築の各分野の協同組合から構成されており、この日は各組合の代表の皆さんが参加。市側からも、災害対応に関係する部局長らが出席。  
 広い市域のどこでどのような被害が発生しているかについての情報収集、河川の氾濫を防ぐための水防策、災害復旧に不可欠な道路啓開作業、電気設備等の保守や復旧、土砂崩れや道路崩落の復旧、被災した建築物の危険度判定などは、小田原市の職員体制だけではとてもカバーしきれず、それぞれの専門性を有する民間事業者との連携と協力が不可欠です。
 これまでにも数知れず、こうした皆さんの協力によって災害の被害を最小限に食い止めたり、災害後の復旧が迅速に進んだりしてきているのですが、今後は平時より緊密に連携し、災害時を想定した指揮系統や役割分担などを明確にするべきこと、加えて、集中豪雨や震災時に被害が想定される個所を事前に把握し予防策を講じるといった取り組みも必要との認識を共有。今後具体に検討を進めることとしました。地域の防災力の維持向上において、こうした地域事業者の皆さんとの関係は極めて重要です。

 7日、今年度第1回目の総合教育会議が、曽我小学校を会場に開催されました。小田原市の教育の在り方をめぐり根本的かつ多角的に意見交換を行い、具体の政策に反映する重要な会議体で、市長が統括することになっているものです。
 今回のテーマは「学校給食について」。昨今、地方自治体では学校給食の無償化が進み、小田原市でも段階的無償化を目指していますが、それ以前の課題として、学校給食の質の向上、食材費の高騰への対応、地場産食材の活用の意義などが話題となっており、本市の学校給食の現状と今後について、様々な意見が交わされました。
 曽我小学校では、学校のすぐそばに田んぼがあり、種もみの準備から収穫までのすべての作業を児童たちが手掛け、収穫したお米は自校炊飯で子どもたちが食べています。会議に先立ち、教育委員の皆さんと一緒にこの日の給食を頂きましたが、内容・量ともに十分なものだと感じました。その後は各学年の給食の様子などを見て回りました。

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2024/11/08 12:18 | 未分類

 

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