小田原文学館
小田原文学館・白秋童謡館・尾崎一雄邸書斎 臨時休館のお知らせ【1月9日(土)~2月7日(日)】
施設概要
文学のまち小田原
小田原は、温暖な気候ゆえに、明治期以降は多くの政財界人や文学者が居住しました。文学者では、北原白秋や坂口安吾などの文学者など十数名にのぼります。小田原出身の文学者では、近代文学の先駆者とされる北村透谷、芥川賞作家で文化勲章を受章した尾崎一雄、また民衆詩派の中心詩人であった福田正夫や昭和20年代後半「抹香町もの」で一世を風靡した川崎長太郎などを輩出しました。
このように小田原には出身やゆかりの作家が数多くいます。小田原文学館では、その生涯や作品を常設展示と、特別展示(年1~2回)、館蔵資料をテーマごとに紹介する特集展示(年4回程度)により、幅広く紹介しています。
観覧料
※童謡館と共通
大人:250円(20名以上の団体の場合は180円)
小・中学生:100円(20名以上の団体の場合は70円)
- ※障がい者手帳持参・提示で無料(付添1名含む)になります。
- ※小田原市が発行する「福寿カード」持参・提示で無料(付添1名含む)になります。
文学館へのアクセス方法
住所 | 神奈川県小田原市南町2-3-4 |
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TEL | 0465-22-9881 |
休み | 年末年始(12月28日~1月3日)、臨時休館あり |
開館時間 | 午前9時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで) |
アクセスマップ
白秋童謡館・尾崎一雄邸書斎
白秋童謡館のご案内はこちらから
尾崎一雄邸書斎のご案内はこちらから
常設展示
1階展示室(2部屋)では、日本近代文学の祖といわれる北村透谷、文化勲章を受章した尾崎一雄や川崎長太郎、民衆派の代表的詩人・福田正夫をはじめとする小田原出身の文学者の資料を展示しています。
2階展示室(2部屋)では、谷崎潤一郎、三好達治、北條秀司、長谷川如是閑ら小田原に居住して執筆活動を行った小田原ゆかりの文学者の資料を展示しています。
特別展示―これまでの展覧会
解説冊子やチラシもこちらからご覧いただけます。
令和元年度特別展「『坂口安吾』ができるまで」
坂口安吾は、明治39年(1906)に新潟に生まれ、24歳の頃に発表した小説「風博士」が小田原出身の作家牧野信一に激賞され、文壇に登場しました。
昭和15年(1940)には三好達治の誘いで小田原に転居し歴史小説などの執筆を行ったほか、尾崎一雄、北原武夫など小田原の作家たちとの交流をもつなど、小田原とのゆかりが深い安吾の生涯や業績について紹介しました。
会期 | 令和元年6月29日(土)~8月18日(日) |
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会場 | 小田原文学館 本館1階第1・第2展示室 |

坂口安吾展チラシ
特集展示「田中光顕の回顧録を読む」
おもな展示資料
富田幸次郎『田中青山伯』青山書院、大正6年、小田原市立図書館所蔵
田中光顕『維新風雲回顧録』大日本雄弁会講談社、昭和3年、小田原市立図書館所蔵
田中光顕『維新夜語』改造社、昭和11年、小田原市立図書館所蔵
田中直樹編『憂国遺言』鱒書房、昭和15年、小田原市立図書館所蔵
田中光顕墓所写真、護国寺
年表
会期 | 平成31年3月30日(土)~4月15日(月) |
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会場 | 小田原文学館 本館1階第2展示室内 |

田中光顕(『田中青山伯』より)
平成30年度特別展「The People「民衆」展―われらは郷土から生まれる」
創刊号の表紙では、「われらは郷土から生まれる。われらは大地から生まれる。われらは民衆の一人である」と宣言し、彼らは「民衆詩派」と呼ばれました。
口語自由詩の普及など以後の詩史に足跡を残したとされる「民衆」創刊100年を記念し、この雑誌やそこに集った詩人たちの軌跡をたどりました。
会期 | 平成30年10月13日(土)~12月2日(日) |
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会場 | 小田原文学館 本館1階第1・第2展示室 |

民衆展ポスター
特集展示「白秋と童謡、「赤い鳥」」
会期 | 平成29年9月2日(土)~平成30年10月9日(火) |
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会場 | 小田原文学館 本館展示室 |

白秋と童謡、「赤い鳥」ポスター
平成29年度特別展「生誕110年記念 北原武夫展 ―あるモラリストの告白―」
北原武夫(1907~1973)は、小田原中学時代から文学に親しみ、大学在学中には「三田文学」を中心に評論や小説を発表。昭和14年には「妻」が芥川賞候補となり、文壇に進出します。戦時中の従軍体験を経て、戦後は宇野千代とともに復刊した雑誌「スタイル」が人気を博す一方、自身の体験を交えた『告白的女性論』がベストセラーとなりました。
生誕110年を記念して開催された本展では、生涯をかけて文学への理想を追求し続けた作家の軌跡をたどりました。
会期 | 平成29年10月14日(土)~12月3日(日) |
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会場 | 小田原文学館 本館1階第1・第2展示室 |

北原武夫展チラシ
特集展示第1期「小田原の文学者と春」
特集展示「小田原の文学者と春」では、小田原にゆかりのある文学者たちが、桜の名所でもある小田原文学館周辺にとって、もっとも華やかな季節である春を描いた作品をご紹介しました。
会期 | 平成29年4月1日(土)~5月28日(日) 会期中無休 |
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会場 | 小田原文学館 本館1階第2展示室特集コーナー |

小田原の文学者と春ポスター
平成28年度 秋季特別展「生誕120年記念 牧野信一の心象風景」

牧野信一展ポスター
平成27年度 特集展示「牧野信一とサクラの花びら」
本展示では、秋の特別展に先がけて、遺作となった「サクラの花びら」の草稿などの貴重な資料を公開しました。
会期 | 平成28年3月20日(日)~4月24日(日) 会期中無休 |
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会場 | 小田原文学館 本館1階第2展示室 |

「牧野信一とサクラの花びら」展チラシ
平成27年度春季 生誕130年記念交流特別展「北原白秋―詩人の見た風景―」
平成27年の生誕130年を記念し、故郷である柳川市やゆかりの地三浦市との交流展として、各地での白秋の足跡をたどり、その創作活動をご紹介しました。
会期 | 平成28年1月23日(土)~3月16日(水) 会期中無休 |
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会場 | 小田原文学館本館 1階第1・第2展示室、2階第3展示室 |

「北原白秋―詩人の見た風景―」チラシ

「川崎長太郎の歩いた路」ポスター

「藤田湘子と近代俳句」チラシ

「小田原ゆかりの皇族 閑院宮を知る」チラシ

「藪田義雄 白秋とともに」チラシ
平成26年度 夏季特別展「没後120年記念 北村透谷 アンビシヨンのかなたに」
小田原出身の文学者・北村透谷は、島崎藤村や樋口一葉に大きな影響を与えた明治期の作家です。同展は20年ぶりの透谷展となりました。5章構成で約80点の資料を展示しました。現存する透谷の直筆資料はわずか30点。そのうち、3点を出品したほか、弟丸山古香の足跡を紹介したことが見どころとなりました。また、難解とされる透谷の文学に耳で親しんでいただく試みとして朗読会を開催しました。
会期 | 平成26年8月21日(木)~9月23日(祝)会期中無休 |
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会場 | 小田原文学館1階第1・2展示室 |

「北村透谷 アンビシヨンのかなたに」チラシ

「井上康文 ある民衆詩人の足跡」チラシ

「辻村伊助 アルプスに挑んだ小田原の登山家」チラシ
平成24年度 特集展示「福田正夫 小田原が生んだ民衆詩人」
生誕120年を記念して、民衆詩人として大正期の詩壇を中心に活躍した福田正夫の足跡を紹介しました。
会期 | 平成25年3月23日(土)~5月26日(日)会期中無休 |
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会場 | 小田原文学館1階第2展示室 |

「福田正夫 小田原が生んだ民衆詩人」チラシ
平成24年度 特集展示「田中光顕と小田原文学館」
特集展示として、文学館本館及び白秋童謡館を建てた田中光顕を紹介しました。
会期 | 平成25年3月16日(土)~3月26日(火)会期中無休 |
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会場 | 小田原文学館 本館2階サンルーム |

田中光顕肖像
平成24年度 没後70年記念特別展「北原白秋 ―小田原での日々―」
没後70年を記念して、小田原居住期に童謡をはじめ多くの作品を送り出した北原白秋の足跡を紹介しました。
会期 | 平成24年10月20日(土)~12月26日(水)会期中無休 |
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会場 | 小田原文学館1階第2展示室 |

「北原白秋 ―小田原での日々―」チラシ
平成24年度 特集展示「村井弦斎の小田原時代」
特集展示として、小田原市ゆかりの文学者である村井弦斎を紹介しました。
会期 | 平成24年7月21日(土)~9月30日(日)会期中無休 |
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会場 | 小田原文学館 本館2階展示室特設コーナー |

村井弦斎展イメージ