小田原文学館

小田原文学館開館30周年

小田原文学館は、令和6年11月23日に開館30周年を迎えます。
開館30周年を記念して、特別展と文学散歩を開催しています。

文学のまち小田原

明治から昭和にかけて小田原では、近代文学の先駆者とされる北村透谷、幻想的な私小説を手掛けた牧野信一、芥川賞作家で文化勲章を受章した尾崎一雄、女性をテーマにした私小説で人気を博した川崎長太郎、戦後の女性論で著名な北原武夫、民衆詩派詩人の福田正夫や井上康文など、多くの文学者が輩出しました。
また、詩人の北原白秋をはじめ、無頼派の坂口安吾、詩人の三好達治、脚本家の岸田國士・北條秀司など、交通の便のよさや温暖な気候に惹かれて来住した文学者も少なくありません。
小田原文学館では、小田原市立図書館が開館以来、長年にわたり小が収集してきた自筆原稿や遺品等により、これら小田原出身やゆかりの文学者たちの生涯や事績等をご紹介します。

文学館遠景

文学館本館

西海子通りの桜並木

桜の花咲く西海子通り

本館 展示室

展示室の様子

展示室の様子

1階第1・第2展示室では、北村透谷・尾崎一雄・川崎長太郎、2階第3展示室では、牧野信一・北原武夫・藪田義雄・福田正夫ら小田原出身の文学者の資料を展示しています。2階第4展示室では、谷崎潤一郎、三好達治、北條秀司ら小田原西海子周辺に居住して執筆活動を行った小田原ゆかりの文学者の資料を展示しています。
※常設展の内容は、展示区画ごとに順次更新しています。(最新の更新は令和6年5月14日)

本館と別館の建物は国の登録有形文化財に登録されています。

白秋童謡館・尾崎一雄邸書斎

開催中の特別展など

記念特別展「小田原出身・ゆかりの文学者たち―その手蹟と事績」

開館30周年を記念して、自筆原稿や書簡・書画類などに見られる尾崎一雄や北原白秋・谷崎潤一郎ら小田原出身・ゆかりの文学者たちの個性豊かで味わいのある筆跡を、彼らの事績を交えてご紹介します。

主な展示資料

  • 尾崎一雄俳句色紙
  • 川崎長太郎原稿「女優」
  • 北原白秋六首和歌屏風 六曲一双(左隻)
  • 谷崎潤一郎 北原白秋宛葉書
  • 三好達治原稿「小田原雑記」
会期 令和6年10月24日(木)~12月8日(日)
月曜休館日(祝日の場合は翌平日)
時間 10時~16時30分(入館は16時まで)
会場 小田原文学館 本館2階展示室
費用 観覧料のみ
北原白秋六首和歌屏風 六曲一双(左隻)の写真
谷崎潤一郎が北原白秋に宛てた葉書の表面
谷崎潤一郎が北原白秋に宛てた葉書の裏面

記念催事「西海子周辺文学散歩」

小田原文学館のある西海子周辺の文学遺跡を散策します。

主な散策場所

北原白秋、谷崎潤一郎、村井弦齋、北條秀司、岸田國士、三好達治、坂口安吾の居住地跡など(予定)
日時 令和6年11月30日(土)・12月1日(日)
10時~12時(小雨決行)
集合 小田原文学館 本館玄関前
定員 各10人・申込先着順
申込 11月12日(火)以降、中央図書館へ電話で

観覧料

童謡館と共通

  • 大人:250円(20名以上の団体の場合は180円)
  • 小・中学生:100円(20名以上の団体の場合は70円)

※次の方は観覧料が免除されます。

  • 「身体障害者手帳」、「療育手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」を持参・提示で、ご本人及び同伴者1名
    障害者手帳アプリケーションの「ミライロID」のご提示でも免除が適用されます。
    (必要な情報が確認できない場合は原本のご提示をお願いすることがあります。)
  • 小田原市が発行する「福寿カード」を持参・提示で、ご本人及び同伴者1名
  • 未就学児童

文学館へのアクセス方法

住所 神奈川県小田原市南町2-3-4
TEL 0465-22-9881
休み 月曜日(休日にあたるときは翌平日)、年末年始(12月28日〜1月3日)、臨時休館あり
開館時間 3月〜10月 午前10時00分〜午後5時00分(入館は午後4時30分まで)、11月〜2月 午前10時00分〜午後4時30分(入館は午後4時00分まで) ※特別展開催時等変更あり

アクセスマップ

>> 大きい地図を表示(新しいウインドウで開きます)
 からの 

庭園花だより

小田原文学館の庭園に咲く四季おりおりの花々を、写真でご紹介します(随時更新)。

令和6年―初夏

アルストロメリア・プルケラの写真
本館庭園西側の竹林内に群生するアルストロメリア・プルケラ。(6月24日撮影)
アルストロメリア・プルケラの写真(アップ)
青いあじさいの写真
本館庭園南側のアジサイ。(6月24日撮影)
苔に覆われた石碑の様子
苔に覆われた本館庭園内「北村透谷顕彰碑」の参道。(6月24日撮影)
赤いバラと本館ベランダ前の写真
バラの写真(アップ)
本館ベランダ前のバラ。テレビドラマの撮影で用いられました。(6月24日撮影)

令和5年―初夏

庭園ではあじさいが満開です。(6月6日撮影)
本館庭園では薄紫のアジサイが見ごろを迎えています。(6月6日撮影)
アジサイ
 
鮮やかな紫色と可憐な形が印象的なサルビア・ガラニチカ(メド―セージ)が咲いています(6月6日撮影)
アジサイの脇に咲く鮮やかな紫色と可憐な花弁が印象的なサルビア・ガラニチカ。(6月6日撮影)
紫色の花
 
黄色の花
黄色のビヨウヤナギも満開です。花の中央にみられる多くの雄しべが華やかさを添えています(6月6日撮影)
黄色の花
 
足元には鮮やかな赤い花が咲いていました。アルストロメリア・ブルケラという花だそうです。(6月6日撮影)
ビヨウヤナギの根本には鮮やかな花が咲いていました。南米由来のアルストロメリア・プルケラという花です。(6月6日撮影)
アルストロメリア・ブルケラの写真
 

令和5年―春

4月中旬頃の本館庭園のツツジ。見ごろをすぎました(4月27日更新)。
4月中旬頃には本館庭園にツツジが咲いていました。
ツツジ
 
4月中旬頃には本館庭園西側ではモッコウバラの黄色く小さな花が咲き乱れていました。
4月中旬頃には本館庭園西側ではモッコウバラの黄色く小さな花が咲き乱れていました。
モッコウバラの写真
 
本館~別館の連絡通路の途中にある竹林にひっそりと咲くカラー(4月18日撮影)
本館~別館の連絡通路の途中にある竹林にひっそりと咲くカラー(4月18日撮影)
カラーの写真
 
尾崎一雄邸前のカラタチは花が落ち実をつけ始めています(4月18日撮影)
尾崎一雄邸前のカラタチは花が落ち実をつけ始めています(4月18日撮影)
別館の苔庭と藤田湘子碑(4月6日撮影)
別館の苔庭と藤田湘子碑(4月6日撮影)
別館庭園のアセビ(4月18日撮影)
別館庭園のアセビ(4月18日撮影)
アセビの写真
 

この情報に関するお問い合わせ先

小田原文学館

電話番号:0465-22-9881

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