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2014年09月16日(火)

夏休みの吹きガラス体験  イパダガラス工房@風祭

夏休みも中盤を過ぎ、ちょっぴり焦りモードにシフトする頃。先日小田原城ミューゼ内で開催された、ものづくり体験にも参加し、『ガラスの卵のハンコ作り』をした、うちの小5の末娘。今度は本格的な吹きガラスを作り、あわよくば自由研究も仕上げてしまおうと意気込んで、風祭にあるイパダガラス工房へ向かった。

イパダガラスの色とりどりの可愛いガラスの卵のオブジェの底面に、自分でデザインした文字や絵を彫って、オリジナルのはんこが出来上がり。

そこは、一歩入れば里山風景、蛍が飛び交う清流沿いに建つガラス工房&ギャラリー

天井が高く、明るい日差しが降り注ぐ工房内。仕事中の濱舘寛、村木未緒夫妻が、にこやかに出迎えてくれた。2006年の春に自宅兼工房を、風祭の山側にオープン。当初小田原に住むことは、まったく考えてなかったという。都内での展覧会にも通いやすい適度な距離と田舎感が気に入って居を構える。

青森出身の濱舘氏、イパダとは津軽の言葉で「風変わり」という意味だ。夫婦でガラス作家としての制作活動を中心に、子どもから大人までの体験教室(随時要予約)を実施している。最初は東京や横浜からのお客さんが多かったが、地元の人も増えて来た。「工房にこもってモノを作っていると人と会わなくなる。工房を開放することによって、人とのつながりができる」という濱館氏。

「小田原に住んで良かったことは何ですか」と聞くと「拠点を作ると人が集まる。信用も出来るらしく、仕事が入ってくるようになった。地元との交流ができて良かった」と未緒さん。

2009年に小田原城ミューゼで展覧会、地元の作家達とのコラボレーションもできた。イパダは、小田原で唯一のガラス工房。「風変わり」だけじゃない。ガラス作りの面白さを伝え、モノづくりを通じた仲間達との出会いと交流の場でもある。

暑さも吹き飛ぶ、吹きガラス体験暑さも吹き飛ぶ、吹きガラス体験早速、ガラス作りの道具と工程を詳しく説明して頂く。珪素という原料はさらさらの砂状。色とりどりのビーズの様な色ガラスの粒。そして大きな窯の坩堝(るつぼ)の中には、ドロドロに融けたガラスの塊。庫内はなんと1,132度!
まずは、作るモノの形と色を選んで、簡単なデッサンをする。
窯の前は猛烈な暑さ。すでに汗をかきながら、吹き竿に水飴のようなガラスを巻き取り、息を吹き込む。思い切り吹いても、最初はなかなか膨らまない。ガラスはすぐに固まってしまうので、再び窯入れして融かし、また息を長く吹き入れる。風船の様にまん丸に膨んだガラスはシャボン玉みたい。小鉢を制作するため、ハシと呼ばれるトング状の道具で、口を大きく広げていく。

二人がかりで手伝っていただき、なんとか無事に作業終了。

涼しげな小鉢の出来上がり涼しげな小鉢の出来上がり仕上がった作品は500度の徐冷炉で1日置いてクールダウン。熔解炉から徐冷って、なんだか怖いでしょ、と言って笑いを取る濱舘氏。
翌日、完成した作品を引き取りに伺った。パステルカラーが涼しげな手作りの器に、娘は大満足の様子。家に帰って、さっそく枝豆を入れてみた。
真夏のガラス作りは、クールな体験である。熔解するガラスの不思議と、ものづくりのワクワク感を存分に味わった。来年もまた作りに来て、夏の思い出を積み重ねたら素敵かもしれない。(さえパン)
http.//www.ipada.jp/

2014/09/16 12:01 | なりわい


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