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2017年03月08日(水)

小田原の街でこんな美術展 ひな祭り=UMECO=

3月5日、二十四節季のひとつ啓蟄の日に書いています。3月3日ひな祭りの日に、市民交流センターUMECOに行きました。ロビーでは「雛の道中」が開かれていて、ひな壇やつるし雛、手づくりの雛飾りが一角を彩っていました。最近は住宅事情のせいで場所をとる五段とか七段とかのひな壇より男雛女雛だけの親王飾りが好まれるようになっているとかいいますが、もともとは男女一対だけであったものが、五段七段と発展してきたものだそうです。事情は別ですが、親王飾りに回帰しつつあるのは複雑化する世界に対しシンプルさに安寧を求める現代人の心ではないでしょうか。

■厄除けから健康祈願へ■
お雛様を飾るのは一般に立春からとされています。節季の雨水の日も良いとされることもあるそうです。5日の夕方に交流センターのそばを通ったら、皆さんが片付けの最中でした。お雛様は、節句を過ぎるとすぐに片付けないと「婚期が遅れる」とか言われます。もともと雛人形は人形(ひとがた)に厄を移して穢れを払う習慣だったそうですが、ちょうど春を身近に感じ、心も踊るとともに女の子の健やかな成長を祈ることへと意味づけされていったのでしょう。

■3月1日はブルガリアの3月婆さんの日■

このような早春の習慣は、どの国にもあります。私事になりますが、だいぶ前に政府の仕事でブルガリアに2回通算9か月ほど行っていました。ブルガリアでは、3月1日は「Baba Marta(3月婆さん)」の日としてお祝いし春を迎えます。この日に、マルテニッツァと言われる赤と白の毛糸で作った腕輪や人形を身に着け、春が来たのを告げるコウノトリが来たり花が咲いたりするのを見たら、身体から外して木の枝につるすという習慣があります。この赤と白には、赤は生命や誕生を白は再生や新生を意味し、併せて再生を表しているとされます。また赤は知恵で白は健康を意味するという説もあります。赤と白と言えば日本でもお祝いの色です。ブルガリアやヨーロッパに国々でも、この二色は縁起の良い色として共通なものとして共感するものがあるのでしょう。

まだまだ知られていないバルカンの国々■

なお、ブルガリアについては、小田原でブルガリア交流会を立ち上げて、駐日ブルガリア大使館および現地のベリコ・タルノボという市にあるブルガリア日本友好協会の後援を得て「ブルガリア児童絵画展」を開催し、また市民地球フェスタにも参加して交流を図りました。その後、小田原市が「城下町サミット」というものと企画したとき、ベリコ・タルノボが、かつてのブルガリア王国の王都であったことから、同市の招聘を小田原市に提案し現地の協会とも、市のミッション受け入れの連絡を取り合いましたが、市が民間の手は借りないとして、結局は関与できず、さらにサミット自体が中止となったという苦い経験がありました。これにめげず、いまでもブルガリアの観光関係者とはしばしば連絡を取り合って縁をつないでいます。バルカンの国々は、日本ではまだまだ知られていないところ、小田原で異なる文化や習慣を紹介する機会があるといいと思っています。このマルテニッツァの写真は、ブルガリアでエコツーリズムを主宰しているルボミール・ポピオールダノフさんのご厚意によるものです。バルカンの自然を歩きたいと思ったら「hiking-bulgaria.com」へ。(ゆきぐま 記)

「雛の道中」
主催 小田原やんべぇ倶楽部・小田原まちづくり応援団
会期 2月2日(木)~3月5日(日) 終了
会場 おだわら市民交流センターUMECO

2017/03/08 16:40 | 季節


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