マンションの窓やベランダからの子どもの転落を未然に防止しましょう

マンションの窓やベランダからの子どもの転落事故が多発しています。
転落事故を未然に防ぐためには、子どもの見守りと併せて、事故が起きにくい環境づくりが重要です。

こんな事故が発生しています

転落事故イラスト
こどもが窓枠に腰かけて網戸によりかかったら、網戸が外れて転落。
転落事故イラスト
ベランダの手すりにつかまっていて、前のめりになって転落。
転落事故イラスト
ベランダの室外機に登り、手すりを越えて転落。

窓やベランダ周辺の環境づくり

補助錠を付ける

こどもが勝手に窓や網戸を開けてベランダに出ないように、窓や網戸にはこどもの手の届かない位置に補助錠を付けましょう。特に、網戸は小さいこどもの力でも簡単に開くので施錠を徹底しましょう。

窓等に補助錠を付ける画像

ベランダには物を置かない

ベランダには極力物を置かない。使わなくなったおもちゃ、プランター、ひもで縛った新聞、段ボール、椅子などをベランダに置いていませんか。こどもは様々なものを踏み台にします。また、エアコンの室外機は、手すりから60cm以上離して設置しましょう。ベランダの奥行きが狭く、エアコンの室外機が足掛かりになりそうな場合は、こどもが1人でベランダに出られないようにする必要があります。

ベランダに物は置かない

室内の窓の近くに物を置かない

こどもは、ソファやベッドなどの家具を足場にして、室内の窓から転落する可能性があります。窓に近い場所にも、できるだけ物を置かないように部屋のレイアウトを工夫しましょう。

室内の窓の近くに物を置かない

窓、網戸、ベランダの手すりなどに劣化がないかを定期的に点検する

網戸が外れやすくなっていたり、網が剥がれそうになっていたりしないか定期的に点検しましょう。1歳の体重でも網戸に寄りかかると、外れて転落することがあります。
また、落下防止手すりを設置することも対策の一つになります。

住宅事業者向け子どもの転落防止等に資する各種ツール

 国土交通省から「子育てに配慮した住宅と居住環境に関するガイドライン」が公表されています。
 このガイドラインは、子どもの転落防止、ベビーカー利用のしやすさ、不審者対策、宅配ボックスの設置、テレワークに対応した空間計画、生活音の遮音性向上など、子育て世帯のニーズを踏まえた具体的な配慮事項や技術的考え方を示しており、住宅事業者や建築関係者が参考にできる内容です。 

 また、国土交通省では、マンション内での転倒や転落などの日常事故を予防することを目的として作成した冊子「安全・安心なマンションのために」の作成や共同住宅(賃貸住宅及び分譲マンション)を対象に、事故防止や防犯対策などの子どもの安全・安心に資する住宅の新築・改修の取り組み等に対する支援(子育て支援型共同住宅推進事業)を行っていますので、ぜひご活用ください。

この情報に関するお問い合わせ先

都市部:建築指導課 指導係

電話番号:0465-33-1433

この情報についてのご意見・ご感想をお聞かせください!

このページの情報は分かりやすかったですか?

※システム上、いただいたご意見・ご感想に対する回答はできません。
回答が必要な内容に関しましては、お問い合わせ先の担当課まで直接お願いいたします。
※住所・電話番号等の個人情報については記入しないようお願いいたします。
※文字化けの原因となる、丸付き数字などの機種依存文字や半角カタカナは記入しないようお願いいたします。

ページトップ