特定外来生物

特定外来生物とは

もともとその地域にいなかったのに、人間によって運び込まれた生物のことを外来生物(外来種)といいます。
外来生物の中には、元来、その場所にいる生き物を捕食したり、畑の作物を荒らしたり、人に危害を加えたりして、私たちが住む地域に悪影響を与えるものがいます。

このような、環境に大きな影響を与える侵略的な外来生物の取り扱いを制限し、被害を防止することを目的として、外来生物法が公布され、特定外来生物を指定しています。
(種別等の詳細は、本ページ下部にある、環境省の特定外来生物一覧をご覧ください。)

特定外来生物の飼養等(飼養、栽培、保管又は運搬)・輸入・野外に放つ行為などが原則禁止されています。これらに違反した場合は、法律で罰せられます。

神奈川県内で繁殖している主な特定外来生物

オオキンケイギクの写真
オオキンケイギク

河原で繁茂し、河原特有のカワラサイコやカワラナデシコなどの在来種と競争し、駆逐する事例が国内で見られている。
アライグマの写真
アライグマ

野生化したアライグマによる農作物への食害や、人家へ進入して天井裏を糞尿で汚す等の生活被害が発生している。
オオクチバスの写真
オオクチバス(ブラックバス)

オオクチバスは北米原産で、新しい環境に適応する力が大変強く、在来種など他の魚類の捕食による漁業被害の可能性が示唆されている。

注意したい特定外来生物

真上から見た、左側を向くクビアカツヤカミキリの写真
クビアカツヤカミキリ

サクラやウメ、モモなどのバラ科の植物を中心に多種の樹木を幹や枝の内部から食い荒らし、時に枯死させるなどの被害をもたらしている。
 
 
特定外来生物を発見したら、土地の所有者や管理者が速やかに防除を行うことが重要です。

指定されている動物の放流等は絶対にしないでください。
また、自分の庭や畑で、指定されている植物を見つけたら、抜いて廃棄するなど、拡散しないように自ら処分をお願いします。
 

神奈川県アライグマ防除実施計画について

神奈川県では、アライグマの計画的な捕獲等の総合的な対策に取り組んでいます。
詳細は神奈川県のホームページをご覧ください。

その他、身近な外来種(特定外来生物以外の種)

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシの処理方法

地中海沿岸が原産地の一年草で、4月~5月頃に道端や空き地などで直径3~6cmほどの薄いオレンジ色の花を咲かせている様子を目にすることができます。
特定外来生物や生態系被害防止外来種に指定されてはいませんが、繁殖力が強く、他の植物の育成を妨げる成分を含んだ物質を出すことから、生態系に影響を及ぼす植物です。
ナガミヒナゲシの写真
非常に繁殖力が強いため、こまめに処理することが求められる種類です。
茎を切ると黄色または乳白色の乳液を分泌しますが、これが皮膚につくとかぶれる原因となりますので、決して素手では触らず、ゴム手袋を着用して、根元から抜き取ってください。
指定ごみ袋に入れて「燃せるごみの日」に集積所へ出してください。

この情報に関するお問い合わせ先

環境部:環境保護課 環境保護係

電話番号:0465-33-1481

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