無形民俗文化財・小田原古式消防(おだわらこしきしょうぼう)
所在 | 本町 |
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保存会名 | 小田原古式消防記念会 |
概説
小田原古式消防(令和6年小田原市消防出初式)
小田原古式消防(令和6年1月11日)
江戸時代に遡る消防活動を由来とした鳶職に残る芸能で、「鳶職木遣(とびしょくきやり)」、「纏振り(まといふり)」、「階子乗り(はしごのり)」で構成されます。
鳶職木遣は、材木を引き上げる際などに力を合わせるため歌った鳶職の仕事唄ですが、祝儀、不祝儀などの儀礼唄としても歌われ、現在では出初式などの催事で披露されます。
纏振りは、火事場で鳶を指揮するために振られたものですが、消防活動の目印であるため、出初式などで披露されるようになったと考えられます。
階子乗りは、火災位置を確認することから生まれたとされます。
それぞれ、毎年1月11日の消防出初式、5月3日の小田原北條五代祭りなどで目にすることができます。
小田原古式消防は、文献資料から江戸時代に存在していたと考えられ、全国での継承事例が少ない中、現在まで保存されていることに希少性があります。江戸から伝えられた時期は不明ですが、文政11年(1828年)には纏が存在し、鳶職木遣、階子乗りは少なくとも100年を超える歴史があります。
関係資料も多く残されており、消防組織の変遷を追えることや、消防芸能の伝播、都市としての小田原を考察する上で貴重であると評価されました。
鳶職木遣は、材木を引き上げる際などに力を合わせるため歌った鳶職の仕事唄ですが、祝儀、不祝儀などの儀礼唄としても歌われ、現在では出初式などの催事で披露されます。
纏振りは、火事場で鳶を指揮するために振られたものですが、消防活動の目印であるため、出初式などで披露されるようになったと考えられます。
階子乗りは、火災位置を確認することから生まれたとされます。
それぞれ、毎年1月11日の消防出初式、5月3日の小田原北條五代祭りなどで目にすることができます。
小田原古式消防は、文献資料から江戸時代に存在していたと考えられ、全国での継承事例が少ない中、現在まで保存されていることに希少性があります。江戸から伝えられた時期は不明ですが、文政11年(1828年)には纏が存在し、鳶職木遣、階子乗りは少なくとも100年を超える歴史があります。
関係資料も多く残されており、消防組織の変遷を追えることや、消防芸能の伝播、都市としての小田原を考察する上で貴重であると評価されました。
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課 文化財係
電話番号:0465-33-1717