無形民俗文化財・白山神社の小田原囃子(はくさんじんじゃのおだわらばやし)
指定名称 | 小田原囃子 |
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所在 | 扇町5-7-29 白山神社 |
保存会名 | 小田原囃子多古保存会 |
小田原囃子(平成24年度後継者育成発表会にて)
概説
小田原囃子は、武蔵国葛飾地方(現東京都葛飾区)発祥の「葛西囃子(かさいばやし)」から派生した、関東祭囃子に属するものです。
江戸時代、葛西囃子が江戸市中に広まり始めた頃、城下町であった小田原にも伝わり、改良を加えられたと考えられ、多古(たこ・現扇町)に起きたのは、江戸時代の中期、18世紀頃のことと思われます。
当時寺町(てらまち)にあった歌舞伎小屋「桐座(きりざ)」の芸人が演じたものを地元の若い衆が覚え、多古に伝えた、との伝承があります。これが各地に広まり、小田原市の近隣の市町まで、同流の囃子を聞くことができます。
江戸時代、葛西囃子が江戸市中に広まり始めた頃、城下町であった小田原にも伝わり、改良を加えられたと考えられ、多古(たこ・現扇町)に起きたのは、江戸時代の中期、18世紀頃のことと思われます。
当時寺町(てらまち)にあった歌舞伎小屋「桐座(きりざ)」の芸人が演じたものを地元の若い衆が覚え、多古に伝えた、との伝承があります。これが各地に広まり、小田原市の近隣の市町まで、同流の囃子を聞くことができます。
小田原囃子の特徴は、他の地方の祭り囃子に比べ、ゆったりと落ち着き優美で、各曲が全く違うリズム・メロディー・テンポで、変化に富む組み合わせにより独特の風格を持つことです。
囃子は笛を中心に、大太鼓、小太鼓、摺鉦(すりがね)を用います。多古保存会では曲目は、「屋台ばやし」「昇殿(しょうでん)」「神田丸(かんだまる)」「鎌倉」「仕丁目(しちょうめ)」が伝えられており、毎年10月白山神社(扇町五丁目)祭礼で演奏されるほか、道祖神祭りにも用いられます。
現在、小田原囃子は保存会や地域などにより、その技術の保存と継承が図られており、小田原の各地区で神社祭礼や道祖神祭りに彩を添えています。
囃子は笛を中心に、大太鼓、小太鼓、摺鉦(すりがね)を用います。多古保存会では曲目は、「屋台ばやし」「昇殿(しょうでん)」「神田丸(かんだまる)」「鎌倉」「仕丁目(しちょうめ)」が伝えられており、毎年10月白山神社(扇町五丁目)祭礼で演奏されるほか、道祖神祭りにも用いられます。
現在、小田原囃子は保存会や地域などにより、その技術の保存と継承が図られており、小田原の各地区で神社祭礼や道祖神祭りに彩を添えています。
白山神社における新年太鼓初め(令和4年1月9日)
アクセス
鉄道 | 大雄山線五百羅漢駅から徒歩3分 小田急線足柄駅から徒歩3分 |
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地図
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717