無形民俗文化財・山王原大漁木遣唄 (さんのうばらたいりょうきやりうた)
所在 | 東町(ひがしちょう) |
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保存会名 | 小田原市山王原大漁木遣唄保存会 |

山王原大漁木遣唄(平成29年度後継者育成発表会にて)
概説
大漁木遣唄は、相模湾一帯の漁民、特に西湘(せいしょう)地方で古くから歌われてきました。
山王原大漁木遣唄は、漁業に従事する際の仕事唄と、婚礼及び神社祭礼時の儀式唄を兼有する、全国的にも珍しいものです。
唄には崩し唄と神社仏閣廻り数え唄(じんじゃぶっかくめぐりかぞえうた)の2種類があります。
ブリ漁などで、網が重くて揚がらない時に、皆の気合を一つにするために網が揚がるまで木遣唄を繰り返し歌い続けたといいます。
山王地区ではブリ漁の衰退に伴い伝承が一時途絶えましたが、昭和54年(1979)有志により保存会が結成され、翌昭和55年(1980)8月に「小田原市山王原大漁木遣唄保存会」となり、活発な活動を続けています。
山王原大漁木遣唄は、漁業に従事する際の仕事唄と、婚礼及び神社祭礼時の儀式唄を兼有する、全国的にも珍しいものです。
唄には崩し唄と神社仏閣廻り数え唄(じんじゃぶっかくめぐりかぞえうた)の2種類があります。
ブリ漁などで、網が重くて揚がらない時に、皆の気合を一つにするために網が揚がるまで木遣唄を繰り返し歌い続けたといいます。
山王地区ではブリ漁の衰退に伴い伝承が一時途絶えましたが、昭和54年(1979)有志により保存会が結成され、翌昭和55年(1980)8月に「小田原市山王原大漁木遣唄保存会」となり、活発な活動を続けています。
山王原大漁木遣唄のうち崩し唄(網揚げ唄)
ソォーオリャエーエ ヨウ
木遣者二分でも ヤァーエー
ソォリャヤットコセー ヨイヤァナァー
ソォーリャァー掛声頼むぞー ヨーイトナー
(以上の囃子ことばは繰り返す)
目出た目出たの 若松様だよ
前は相模で 後は箱根よ
締めても締めても「カンタ」が見えぬぞ
わたしゃ山王原 荒浪育ちよ
一締めしめれば ぶり網大漁だぞ
うなぎの初昇りや つるつる昇るよ
富士の白雪は 朝日でとけるよ
黒金山でも 人数にゃかなわぬ
えびす大黒 ニコニコ顔だよ
わたしゃ小田原 荒浪育ちよ
木遣者二分でも 若衆頼むぞ
一締めしめれば 万両の株だぞ
十で当地の 山王様だよ
※「カンタ」=浮き樽のこと
木遣者二分でも ヤァーエー
ソォリャヤットコセー ヨイヤァナァー
ソォーリャァー掛声頼むぞー ヨーイトナー
(以上の囃子ことばは繰り返す)
目出た目出たの 若松様だよ
前は相模で 後は箱根よ
締めても締めても「カンタ」が見えぬぞ
わたしゃ山王原 荒浪育ちよ
一締めしめれば ぶり網大漁だぞ
うなぎの初昇りや つるつる昇るよ
富士の白雪は 朝日でとけるよ
黒金山でも 人数にゃかなわぬ
えびす大黒 ニコニコ顔だよ
わたしゃ小田原 荒浪育ちよ
木遣者二分でも 若衆頼むぞ
一締めしめれば 万両の株だぞ
十で当地の 山王様だよ
※「カンタ」=浮き樽のこと
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717